４定道議会本会議（１２月１日）　実効性ある取組へ庁内横断組織設置　子どもの貧困対策で質疑

（道議会 2015-12-03付）

　一日に開かれた四定道議会本会議では、子どもの貧困対策と子ども食堂等の取組について質疑が行われた。

　大越農子議員（自民党・道民会議）は、十分に食事を取っていない子ども、一人で食事を取っている子どもがいる中、手づくりの食事を提供し、地域の人と交流することで心身を成長する居場所の役割を担っている子ども食堂の取組を紹介し、「安定的・持続的に活動するため行政のバックアップが必要」と、庁内組織の設置について質問した。

　保健福祉部の内海敏江少子高齢化対策監は、地域に居場所をつくり、食事の提供、学習や遊びを通じた支援、保護者に対する就労や生活支援など幅広い施策を講じる必要性を指摘し、「策定中の子どもの貧困対策推進計画に庁内横断的組織の設置を盛り込み、保健福祉、教育、青少年、雇用、住宅などを所管する関係課が連携して実効性ある取組を進める」と柔軟な推進体制に努めることを示した。

(道議会 2015-12-03付)