新しいこと勉強したい　札幌市立高校生ポートランド派遣団　秋元市長に意気込みを表明

（市町村 2016-03-14付）

秋元市長は「世界に目を向けるきっかけになれば」と述べた

　札幌市立高校生ポートランド派遣団は九日、秋元克広市長を表敬訪問した＝写真＝。市立高校生十六人が、きょう十四日に米国オレゴン州ポートランド市へ出発することなどを報告し、意気込みを述べた。秋元市長は「この経験はこれからの人生の糧となる。世界に目を向けるきっかけとなれば」と話していた。

　札幌市立高校・特別支援学校長会と札幌国際プラザが主催する「札幌市立高校生・ポートランド市グラント高校生交流事業」の一環として実施しているもの。ホームステイを通して世界の多様な生活や文化を理解し尊重する態度を養うことや、英語を中心とした実践的コミュニケーション能力や自己表現力の育成を目指している。

　派遣団は十四～二十三日までポートランド市の小・中学校訪問やグラント高校の授業参加、ボランティア活動等を行う予定となっている。

　この日、札幌市役所を訪問。派遣団の団長である札幌開成高校の千葉順世教諭は「十六人の生徒が学校訪問や市内見学を行い、いろいろなことを体験する。生徒にとって貴重な機会」と話し、姉妹都市として交流を続けている札幌市に感謝の気持ちを述べた。

　札幌開成高校の國行彩斗さん（二年）は「ポートランド市で新しいことをたくさん勉強し、日本で培った知識と合わせて自分のものとして使えるようにしたい」と話した。

　秋元市長は「外国の生活や文化にふれることによって、日本での生活や文化を見つめ直す機会になる」と述べ、「この経験はこれからの人生の糧となる。世界に目を向けるきっかけとなれば」と話していた。

(市町村 2016-03-14付)