稚内市の２８年度予算案　土曜授業を中学校に拡大

（市町村 2016-03-15付）

　【稚内発】稚内市は二月下旬、二十八年度予算案を発表した。一般会計に占める教育費は二十六億二千百万円。前年度肉付補正後比一五・八％の増。構成比は一一・二％だった。増額の主な要因は、稚内南小整備に三億九千五百三十九万円を計上したことなどが挙げられる。

　主な事業では、土曜授業推進に七十五万円を充て、中学校五校に拡大する。稚内北星学園大学支援には、一億二千万円を計上。大学の運営費に対し支援を行う。また、みどり公園整備に五千五百七十三万円を充て、カーリング場の移転整備を行い、冬季スポーツ振興を図る。

　主要事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼みんなが共感し合う市政

▽乳幼児等・ひとり親家庭等・重度心身障害者医療費助成の拡大に伴う経費＝一、八一一―医療費無料の対象範囲を中学生まで拡大

▽ひとり親家庭等利用者支援助成金（ファミリーサポートセンター）＝一二

▽病児保育施設建設事業費補助＝二、六〇〇

▽児童扶養手当支給＝一八、九六〇―第二子・第三子以降に対する児童扶養手当額の引き上げ

▽土曜授業推進＝七五―土曜授業を中学校五校に拡大

▽稚内北星学園大学支援＝一二、〇〇〇

▽みどり公園整備＝五、五七三

▽多機能体育施設整備＝七一二

▼安心を実感できる市政

▽学校耐震化＝一、九二九―実施設計（富磯小、稚内南中、潮見が丘小）、改修（潮見が丘小、声問小、稚内港小、天北小）

▽稚内南小整備＝三九、五三九―校舎一部解体、屋内運動場建設ほか

▼賑わいを実感できる市政

▽南極観測六十周年記念事業費補助＝二〇〇―記念講演や記念写真展、オーロラ上映会などの実施

(市町村 2016-03-15付)