市町村立小中一般教職員の異動状況　異動総数９５人増、３２５５人　広域人事は中堅・若手３２人

（道・道教委 2016-03-23付）

　道教委は、二十八年度市町村立小中学校一般教職員人事異動状況を発表した。小中合わせた主幹教諭、教諭、養護教諭、事務職員の異動総数は二十七年度より九十五人多い三千二百五十五人。定数二万六百十九人に対する異動率は〇・六ポイント増の一五・八％となっている。広域人事では、中堅教員十五人、若手教員十七人の計三十二人が異動する。

　主幹教諭は、小中合わせた定数百五十四人に対し、五十九人が異動し、異動率三八・三％。前年度と比べて七人減、二一・七ポイント下回った。

　うち、小学校は、定数八十人に対して三十五人が異動し、異動率四三・八％。中学校は、定数七十四人に対して二十四人が異動し、異動率三二・四％。

　教諭は、小中合わせた定数が一万七千八百十人。異動総数は七十六人増の二千八百五十二人で、異動率は一六・〇％と、〇・五ポイント上昇した。

　そのうち、小学校は定数一万七百二十九人に対し異動総数が一千七百五十四人、異動率一六・三％。中学校は定数七千八十一人に対して異動総数一千九十八人、異動率一五・五％となっている。

　養護教諭は、小中合わせた定数が一千二百九十七人。対して、百六十三人が異動し、異動率一二・六％。二十二人増で、一・九ポイント上昇した。

　うち、小学校は定数八百三十三人に対し、百十三人が異動し、異動率一三・六％。中学校は定数四百六十四人に対し、五十人が異動し、異動率一〇・八％。

　事務職員は、小中合わせて四人増の百八十一人が異動。定数一千三百五十八人に対する異動率は〇・四ポイント増の一三・三％。

　うち、小学校は定数八百七十人、異動総数百二十一人、異動率一三・九％。中学校は定数四百八十八人、異動総数六十人、異動率一二・三％となっている。

　「教職員の全道的な適正配置を推進することによって、地域における学力向上や生徒指導など教育課題の改善に取り組み、全道的な教育水準の維持向上を図る」ことを目的に、二十三年度から実施している広域人事では、三十二人が異動する。

　うち、三十五歳から四十歳を基本とする中堅教員は十五人。その校種別内訳は小学校八人、中学校七人。男女別内訳は男十二人、女三人。

　二十六歳から三十歳を基本とする若手教員は十七人で、校種別では小学校八人、中学校九人。男女別では男十三人、女四人。

　二十八年度異動では、中堅教員二十三人、若手教員二十三人の計四十六人が広域人事を終了し、それぞれの管内に戻る。このことによって、二十八年度派遣中の教員数は、二十六年度異動の三十六人、二十七年度異動の三十四人と合わせて百二人となる。

(道・道教委 2016-03-23付)