２８年度高校・中等・特別支援管理職人事―道教委発表　校長１３４人、４７．７％異動　副校長２４人、教頭１５４人

（道・道教委 2016-03-22付）

　道教委は、二十八年度道公立学校（高校・中等教育学校・特別支援学校）校長・副校長・教頭人事異動状況を発表した。校長は異動総数百三十四人、異動率四七・七％で、対二十七年度比二十七人、九・三ポイント増加。副校長は二十四人、六一・五％で、十三人、三〇・一ポイントの増。教頭は百五十四人、四五・六％で、二人減少し、異動率は増減がなかった。新起用者の平均年齢をみると、高校長で〇・七歳、特別支援学校長で〇・二歳若返った。副校長も高・特ともに平均年齢が下がった一方、教頭は高・特とも上がった。

　道教委では、二十八年度公立高校・中等教育学校・特別支援学校管理職人事を行うのに当たり、基本的な考え方として、高校においては、広い視野で学校経営を図るとの観点から、普通科と職業科との間での人事交流を積極的に進めた。

　一方、特別支援学校の管理職人事に関しては、特別支援教育に対する理解・普及を図るとともに、支援体制づくりを行うために、高校と特別支援学校との人事交流を図った。

【校長】

　高校・中等教育学校・特別支援学校を合わせて校長総数二百八十一人に対し、異動総数百三十四人で、異動率四七・七％。二十七年度に比べて二十七人、九・三ポイント増加した。

▼高校・中等教育学校

　校長総数は、二人減の二百二十六人。

　退職等は、年度末退職者が四十一人、行政等への転出が五人の計四十六人。

　百三人が異動し、異動率四五・六％。十一人、五・二ポイント増加した。

　現職異動数は、二十六年度と同数の六十一人（うち行政等からの起用二人）。

　新起用数は、十一人増の四十二人（うち行政等からの起用四人）。新起用者の最高年齢は五十八歳、最低年齢は五十歳。平均年齢は五十三・九歳で、〇・七歳若返った。

▼特別支援学校

　校長総数は、四人増の五十五人。

　退職等は、年度末退職者が七人、行政等への転出が四人の計十一人。

　三十一人が異動し、異動率五六・四％。十六人、二七・〇ポイント増加した。

　現職異動数は、十人増の十九人（うち行政等からの起用三人）。

　新起用数は、六人増の十二人（うち行政等からの起用二人）。新起用者の最高年齢は五十七歳、最低年齢は五十二歳。平均年齢は五十四・三歳で、〇・二歳下がった。

【副校長】

　副校長総数三十九人に対し、二十四人が異動し、異動率六一・五％。十三人、三〇・一ポイント増加した。

▼高校・中等教育学校

　副校長総数は、一人増の三十一人。

　校長昇任は十一人。

　十七人が異動し、異動率五四・八％。七人、二一・五ポイントの増。

　現職異動数は、三人増の五人。

　新起用数は、四人増の十二人。新起用者の最高年齢は五十四歳、最低年齢は四十七歳。平均年齢は五十一・三歳で、〇・一歳若返った。

▼特別支援学校

　副校長総数は、三人増の八人。

　校長昇任は四人。

　異動総数は六人増の七人で、いずれも新起用。新起用者の最高年齢は五十四歳、最低年齢は五十歳。平均年齢は五十一・七歳で、〇・三歳下がった。

【教頭】

　教頭総数三百三十八人に対し、百五十四人が異動し、異動率四五・六％。二人減少し、異動率の増減はなかった。

▼高校・中等教育学校

　教頭総数は、五人減の二百六十七人。

　退職等は、年度末退職者が八人、校長等昇任が三十九人、行政等への転出が七人の計五十四人。

　百二十三人が異動し、異動率四六・一％。四人、二・三ポイント増加した。

　現職異動数は、五人減の七十四人。

　新起用数は、九人増の四十九人（うち行政等からの起用六人）。新起用者の最高年齢は五十三歳、最低年齢は四十二歳。平均年齢は四十八・一歳で、〇・五歳上がった。

▼特別支援学校

　教頭総数は、一人増の七十一人。

　退職等は、年度末退職者が二人、校長等昇任が十三人、行政等への転出が一人の計十六人。

　三十一人が異動し、異動率四三・七％。六人、九・二ポイントの減。

　現職異動数は、七人減の十六人。

　新起用数は、一人増の十五人（うち行政等からの起用五人）。新起用者の最高年齢は五十四歳、最低年齢は四十四歳。平均年齢は四十八・一歳で、一・二歳上がった。

(道・道教委 2016-03-22付)