道中学校長会が第１回理事研開く　「つながり、ひらく道中」へ　運営方針・活動の重点など協議

（関係団体 2016-04-13付）

冒頭、赤岩会長があいさつ

　道中学校長会（赤岩輝雄会長）は九日、ホテルライフォート札幌で二十八年度第一回理事研修会を開催した＝写真＝。本年度の運営方針や活動の重点、各部業務計画案など五月の総会・研修会における提出議案について協議。赤岩会長は本年度、「つながり、ひらく道中」を合言葉に、活動を一層充実させていくことを呼びかけた。

　冒頭、赤岩会長があいさつ。校長会の使命である「教育の質の向上」を目指し、専門家集団としてのリーダーシップを発揮し、授業の質を高め、学校力の向上を図るよう求め、「各地区、各学校での実践とその成果を十分踏まえ、地域・保護者の理解と協力を得ながら、子どもたちに学ぶ喜びを実感させるよう粘り強く着実に取組を進めて」と期待した。

　「連携し、前進する道中」を合言葉に進めてきた二十七年度の成果をもとに、本年度は「つながり、ひらく道中」を合言葉にしていくことを示した。

　また、教育情勢については、文部科学省初等中等教育局の合田哲雄教育課程課長の言葉を用い、「学習指導要領改訂では、これまで以上に子どもたちにどんな資質・能力を育むかを意識して、主体的・対話的な深い学びをいかに実現するかが大切。先生自らアクティブ・ラーナーとして授業を組み立てるわくわく感を大事にしてほしい」と呼びかけた。

　さらに、道教委との文教施策懇談会・各課懇談会については、より充実した内容になるよう、改善する方向性を提示。「教科書検定に関する問題や教職員による体罰問題、服務や教育の信頼を揺るがす実態も報告されている。社会の負託に応える教育の実現のために、一層、コンプライアンスの定着を目指し、職場が一体化していくよう働きかけていくことが重要」と強調した。

　協議では、道の教育施策に関する要望活動の計画、運営方針および活動の重点、各部業務計画案などについて確認。五月六日に開かれる第八十九回総会・研修会への提出議案について話し合うとともに、九月三十日からの道中学校長会研究大会上川・旭川大会開催に向けた進捗状況についても報告した。

(関係団体 2016-04-13付)