オホーツク小中校長会が総会開く　新会長に硯校長（北見三輪小）選出　８月に北見で研究大会開催

（関係団体 2016-04-13付）

硯将隆新会長

　【網走発】オホーツク管内小中学校長会は九日、網走セントラルホテルで平成二十八年度総会を開催した。本年度の活動方針や各部事業計画を決定。役員改選では、新会長に北見市立三輪小学校の硯将隆校長を選出した。また、昨年発信した緊急アピール「オールオホーツクで学力向上を！」について、引き続き管内全校で取り組むことを確認した。

　総会では、国歌斉唱に続いて東国広会長があいさつ。新たに採用になった校長に対し、「常に謙虚な気持ちで子どもや先生、保護者など多くの方々と接し、仕事を進めていくことが大切」「子どもたちの将来を見通した学力を身に付けさせる努力を」などと激励した。

　その上で、急激に進む教育改革への対応や教頭不足など、山積する課題に教育局や市町村教委と連携して取り組んでいくよう求めた。

　続いて、来賓として出席したオホーツク教育局の田中宣行局長があいさつ。子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばし、新しい時代に求められる資質・能力を確実に育成することなどを要請するとともに、校長会のさらなる発展・充実に期待を寄せた。

　議事では、「地域・保護者の負託と信頼に応える学校経営」の推進など、本年度の活動の重点のほか、八月十九日に北見市内で第四十四回研究大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選では、新会長に北見市立三輪小の硯校長を選任した。

　また、昨年九月に発した緊急アピール「オールオホーツクで学力向上を！」について、「その成果が現れてきており引き続き取り組むことが重要である」とし、本年度のスタートから管内すべての学校で、①学習規律の徹底②学習過程の確立③補習・繰り返し学習の徹底④指導方法の改善―に取り組むよう、再度発信した。

　総会宣言では、「管内教育の発展を目指し、会員の自覚と連帯を一層深め、英知と情熱を傾けて、教育の現場に信頼と秩序を確立し、活力ある学校経営のさらなる充実に努める」ことなどを確認した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝硯将隆（北見市立三輪小・新）

▽副会長＝古川幸宏（網走市立第一中）、大友信也（紋別市立潮見小・新）

▽事務局長＝武智茂雄（北見市立北光小・新）

▽事務局次長＝菊野淳一（北見市立端野中・新）、森田穣（北見市立東小・新）、高橋正美（北見市立光西中・新）

▽会計＝佐藤雅美（北見市立常呂小・新）

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活動の重点など決定し、課題解決へ管内一丸で取り組む決意を新たにした

(関係団体 2016-04-13付)