道学校体育研究連盟が定期総会開く　１０月に札幌で全道大会　役員改選―小野寺委員長を再選

（関係団体 2016-05-02付）

２８年度業務計画を決定

　道学校体育研究連盟は四月二十三日、ホテルライフォート札幌で二十八年度定期総会を開催した＝写真＝。十月十四・十五日に開催する第五十三回道学校体育研究大会札幌大会の開催など二十八年度業務計画を決定。役員改選では小野寺正委員長を再任した。

　冒頭、小野寺委員長があいさつ。昨年十月に開催した第五十二回道学校体育研究大会十勝大会が成功裏に終わったことに感謝を述べた。その上で、全道統一主題「自信がつく体育学習の充実」が三年目を迎えることから、「これまでの研究成果を踏まえ、全道各地の実践を積み上げて北海道の学校体育の充実に向けて進んでいきたい」と述べた。

　また、公益財団法人日本学校体育研究連合会から三十七年度全国大会開催への打診があったことにふれ、「本道で全国大会を開催する準備を進めていくスタートの年としたい。道内全体の絆をより確かなものとし、北の大地からの実践研究を積み上げ、力を付けていきたい」と呼びかけ、活動計画の協議や各地の実践研究の成果を交流するなど総会での活発な審議を求めた。

　来賓あいさつでは、二十五代委員長で顧問の飯沼晃氏が登壇。「各支部の縦と横の連携を強め、組織の活性化を図ってほしい」と呼びかけたほか、体力向上に向けた取組などの実践事例を研究し、情報の共有・発信を求めた。

　議事に移り、二十七年度業務、会計、監査の各報告を承認したほか、各支部が活動状況を報告した。

　二十八年度業務計画では、三年目を迎えた全道統一主題「自信がつく体育学習の充実」のもと、全国大会の成果を踏まえ、日常の教育活動の質的な高まりを目指して、各支部との情報交流や連携を大切にしながら研究活動を推進することとした。

　また、重点として「研究の推進と充実」「組織の強化」「広報活動の充実」「関係団体との連携強化」「準教科書の内容の充実と活用等について検討」の五点を据えた。

　十月十四・十五日に第五十三回北海道学校体育研究大会札幌大会が開催されることから、成功に向けての全面的支援と全道会員との一層の連携を強化することも確認。役員改選では、小野寺委員長を再任した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり（いずれも校長）。＝敬称略＝

▽委員長＝小野寺正（札幌市立屯田中央中）

▽副委員長＝松井光一（札幌市立手稲東小）、牧内邦夫（札幌市立福井野中・新）、渡辺元（札幌市立山鼻小）、小向聡（釧路市立桜が丘中）、安田貢（遠軽町立南中・新）、帰山孝美（幕別町立幕別小）、柿﨑秀樹（旭川市立東光中）、高橋俊夫（愛別町立愛別小）、鳴海裕（函館市立中央小）、土橋史人（鹿部町立鹿部中）

▽監事＝吉田幸司（札幌市立栄中・新）、金子博之（札幌市立二十四軒小）、松田昌樹（札幌市立中央小・新）

▽事務局長＝中野正毅（札幌市立豊園小）

(関係団体 2016-05-02付)