道中理が常任理事会・総会等開く　１０月に釧路で研究大会　全中理道大会へ向け準備委発足

（関係団体 2016-05-12付）

本年度事業計画を決定

　道中学校理科教育研究会（＝道中理、本間玲会長）は七日、ホテルライフォート札幌で二十八年度常任理事会・理事会・事務局総会を開催した＝写真＝。十月に釧路市内で第五十五回道中学校理科教育研究大会釧路大会を開催することや、二十九年度に札幌市内で開催する第六十四回全国中学校理科教育研究会北海道大会に向け、「全中理準備委員会」を立ち上げることなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選を行い、本間会長を再任した。

　冒頭、本間会長があいさつ。「科学に対して、漠然とした不安を抱く人たちが増えてきている今だからこそ、理科の、そして教育の専門家として、ともに研鑚を深めていかなければならない」と呼びかけた。

　議事では、二十七年度の事業・研究部、決算・監査の各報告を承認したあと、二十八年度の事業計画、各部活動計画、予算について審議。いずれも原案どおり決定した。

　研究主題「自然と人間との調和をめざし、未来を創造する力を育む理科教育」のもと、研究三年次を迎える二十八年度は研究のアプローチを、①学んだ内容と自然事象との結び付けを意識し、未来を創造する力を育む教育課程や学習内容の工夫②学びの連続性や広がりを意図した学習活動や学習形態の工夫③自然観を広げ、学んだ内容と自然事象との結び付け、価値付けを促す教材・教具や観察・実験の工夫④自他の学びを自らの学びに機能させ、主体的に学習に向かう学習評価の工夫―と設定。この視点に重点を置き、研究を推進していくことを確認した。

　事業計画をみると、十月二十八日、釧路市立青陵中学校を会場に、第五十五回道中学校理科教育研究大会を第六十三回道小学校理科教育研究大会と合同開催することや、七月二十九日に夏期研修会、来年一月六日に冬季研修会、九月十日と来年二月上旬にミドルリーダーを対象とした特別研修会を開催することなどを盛り込んだ。さらに、二十九年八月二～四日に札幌で開催する第六十四回全国中学校理科教育研究会北海道大会に向け、全中理準備委員会を立ち上げることを決めた。

　役員改選では、本間会長を再任した。

　二十八年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝本間玲（札幌市立山鼻中校長）

▽副会長＝須郷智和（旭川市立明星中校長・新）、岡野伸二（函館市立深堀中校長）、松田洋一（釧路市立青陵中校長）、小路徹（札幌市立中島中校長）、水野敏夫（札幌市立中央中校長）、南博（札幌市立月寒中校長）

▽会計監査＝三國德治（札幌市立幌東中校長）、栁澤伸寿（札幌市立発寒中校長・新）

▽事務局長＝荒島晋（札幌市立真駒内曙中教頭）

(関係団体 2016-05-12付)