北数教が研究主題協議会開催　函館で１０月に研究大会　新会長に道教育大・相馬教授

（関係団体 2016-05-12付）

新会長に就任した相馬道教育大旭川校教授

　道算数数学教育会（＝北数教）は七日、札幌市立向陵中学校で二十八年度研究主題協議会を開いた。十月に函館市で第七十一回道算数数学教育研究大会を開くことなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選も行い、新会長に相馬一彦道教育大学旭川校教授＝写真＝を選出した。

　研究主題協議会では、大久保和義会長が開会あいさつ。「ことしは、昨年の全国大会の成果を糧に、新たに発展していければ」と述べた。

　議事に入り、本年度研究主題や統括本部事務局活動方針、事業計画などを協議、決定した。

　研究主題は「“社会に活きる、社会に活かす”算数・数学教育の探究」。

　事業計画では、十月二十七・二十八日に函館市で第七十一回道算数数学教育研究大会渡島・函館大会を開くことを盛り込んだ。研究大会では、函館市立亀田小学校、同湯川中学校、函館中部高校でそれぞれ特設授業や授業分科会などを行い、研究を深める。

　役員改選では、相馬新会長をはじめ、二十八年度統括本部役員・事務局員を選出。あいさつに立った相馬新会長は「昨年の全国大会は、オール北海道で取り組むことができた。全国大会の成果を踏まえて、算数・数学教育について、これまで以上に北海道から全国に発信していきたい」と表明した。

　また、「改革ではなく改善を大事にしたい。これまで培ってきたものがたくさんある。これを大切にしながら、それをより良く改善していく方向で進めていきたい」と述べた。

　本年度統括本部役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝相馬一彦（道教育大旭川校教授・新）

▽副会長＝渡辺聡（札幌市伏見小校長・新）、渡辺伸（札幌市手稲東中校長・新）、川崎義明（石狩翔陽高校長）

▽監事＝藤田千恵子（札幌市東札幌小校長・新）、齋藤歓子（札幌市北野中校長・新）、原努（札幌市日章中校長・新）、鈴木晃（札幌啓成高校長）

▽事務局長＝清水隆弘（札幌丘珠高副校長・新）

(関係団体 2016-05-12付)