道学校図書館協会が定期総会開く　２ヵ年の研究テーマ決定　新会長に齋藤校長（札幌啓明中）選出

（関係団体 2016-05-13付）

研究の重点５点も決定

　道学校図書館協会は九日、札幌市内のかでる２・７で二十八年度定期総会を開催した＝写真＝。二十八・二十九年度の研究テーマを「豊かな未来を拓く力を培う学校図書館」と設定し、研究の重点五点を決定。活動計画では、九月と二十九年一月に全道研究部長会を開くほか、十二月に読書感想文コンクール表彰式を開催することなどを盛り込んだ。役員改選を行い、新会長に札幌市立啓明中学校の齋藤昇一校長を選出した。

　冒頭、門前智会長があいさつに立ち、昨年開かれた全道研究大会室蘭大会を振り返り、「先人から受け継いだものを糧とし、学校の実態、子どもたちの現実に即して、臨機応変に対応していくことが我々の使命」と強調。その上で、「子どもたちの健やかな成長を願い、将来をみつめて着実な歩みを進めていかなければならない」と述べた。

　また、道立図書館の吉田一昭館長が来賓あいさつ。道教委が進めている読書にかかわる施策にふれ、円滑な事業推進に向けた協会の尽力に感謝の意を述べた。

　議事に入り、各部の二十八年度の活動計画を審議。二十八・二十九年度の研究テーマを「豊かな未来を拓く力を培う学校図書館」と設定した。これに基づく研究の重点として、「学校間ネットワーク・地域・家庭との連携のあり方」「特別な支援を必要とする児童生徒を支える学校図書館」など、五点を定めた。

　また、九月二十四～二十五日に第四十九回全道研究部長会を開催するほか、二十九年一月九～十日に第五十回全道研究部長会および第四十九回道学校図書館研修講座を開催することを決めた。十二月四日に読書感想文コンクール表彰式を行うことも盛り込んだ。

　役員改選では、新会長に札幌市立啓明中の齋藤校長を選出した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝齋藤昇一（札幌市啓明中校長・新）

▽副会長＝栗原靖（札幌市北園小校長）、三浦正志（札幌市前田中校長）、鳴海昌江（札幌清田高校長）、川口淳（札幌南高校長・新）、荻原啓（札幌市厚別南中校長）、宮越忍（函館市桔梗小校長・新）、板橋徹（小樽市豊倉小校長）、酒井浩一（室蘭市桜蘭中校長）、鎌田優子（旭川市北光小校長）、鈴木宏和（帯広市啓西小教頭）、鈴木美恵（釧路市東雲小校長）、種田直章（苫小牧市明倫中校長・新）、緑川昌浩（上士幌町糠平小教頭・新）

▽監査＝岡田悌二（札幌市藤野小校長）、冨田明好（札幌市南が丘中校長）、林恵子（札幌平岸高校長・新）

▽理事長＝附田裕哉（札幌市石山南小・新）

▽事務局長＝黒澤敏行（札幌市琴似中校長・新）

(関係団体 2016-05-13付)