２８年度ＪＩＣＡ研修員学校訪問事業　小・中・高１４校で交流　国際理解・協力への基礎築く

（関係団体 2016-05-25付）

　独立行政法人国際協力機構ＪＩＣＡ北海道（札幌）が実施するＪＩＣＡ研修員学校訪問事業の二十八年度訪問日程がまとまった。札幌および近郊の小・中学校、高校合わせて十四校で実施。日本で専門的な技術を学ぶために来日している各国の研修員と児童生徒が交流活動を行う。

　同事業は、開発途上国のＪＩＣＡ研修員との交流を通して、児童生徒が開発途上国や異文化に対する興味・関心を高め、国際理解から国際協力への基礎を築くことが目的。実施校の募集は毎年二～三月に行っている。

　学校訪問事業の日程はつぎのとおり（①訪問日②参加予定国③研修コース名）。

▽札幌清田高＝①５月３１日②ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン③中央アジア地域農民組織強化

▽札幌市立山鼻小＝①６月２日②ブルキナファソ、ベナン、チャド、コートジボワール、ニジェール、ギニア、マリ、セネガル③アフリカ地域村落飲料水管理Ａ

▽千歳市立青葉中＝①７月２１日もしくは２２日②トルコ③トルコ国別研修１

▽星槎もみじ中＝①８月下旬～末②ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、コロンビア、ペルー、パラグアイ③中南米地域持続可能な地域観光開発

▽札幌市立北郷小＝①９月上～中旬②ラオス、東ティモール、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、アフガニスタン、ベトナム③道路維持管理Ｂ

▽札幌市立定山渓中＝①９月下旬～１０月上旬②マラウイ、コンゴ民主共和国、ミャンマー、インド、パプアニューギニア、モザンビーク、ベトナム、ガイアナ、南スーダン③森林リモートセンシング

▽札幌市立本郷小＝①９月下旬～１０月下旬②インド、フィジー、エチオピア、ガボン、東ティモール、ミャンマー③認証制度やブランド化を通じた森林資源の総合利用による地域振興

▽北広島市立大曲小＝①１０月下旬～１１月上旬②フィリピン③総合地域開発計画

▽千歳高＝①１０月１９日②キルギス、モンゴル、タンザニア、コソボ、フィリピン、ガーナ、ナイジェリア、ザンビア③クラスター・アプローチによる地域産業振興

▽札幌北斗高＝①１１月中旬②ザンビア、コソボ、東ティモール、ブータン、コートジボワール、トーゴ、アルゼンチン③地域開発計画管理

▽札幌市立上野幌小＝①１１月中旬～１２月②タジキスタン、キルギス、モルドバ、ウクライナ、ウズベキスタン③道路維持管理Ａ

▽北星学園女子中高＝①１月中旬～２月上旬②エチオピア、ナイジェリア、ウガンダ、ガーナ、マラウイ、南アフリカ、ザンビア、リベリア、スワジランド、ボツワナ、レソト、南スーダン③サブサハラアフリカ地域地方教育強化

▽千歳市立北栄小＝①１月～２月②アルメニア、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、ジョージア③中央アジア・コーカサス混成地域における中小企業振興

▽札幌市立元町小＝①１月中旬～下旬②トルコ③トルコ国別研修２

(関係団体 2016-05-25付)