札私幼Ｐ連が定期総会開く　７月５日に全体研修会　新会長に小林邦章氏を選出

（関係団体 2016-05-25付）

小林新会長を選出した

　札幌市私立幼稚園ＰＴＡ連合会（＝札私幼Ｐ連）は十七日、札幌市生涯学習総合センター（ちえりあ）で二十八年度定期総会を開催した。札幌市私立幼稚園連合会（＝札私幼）との緊密な連携のもと、関係機関に対し父母負担軽減運動を積極的に進めることなどを柱に据えた二十八年度の事業計画を決定。全体研修会（ふれあい交流）は七月五日に市内つどーむで行う。役員改選では、新会長に小林邦章副会長を選出した。

　冒頭、白井晴彦会長があいさつに立ち、「今までと違う経験をすることが成長につながる。そのためにもＰＴＡ活動にかかわって」と呼びかけた。

　続いて、市教委の山根直樹生涯学習部長と札私幼の前田元照会長が来賓祝辞。山根部長は「ふれあい交流会をはじめとした各種研修会の開催、機関誌『コロポックル』の発行などの広報活動に取り組まれている皆さんの活動は、幼児教育、家庭教育の充実に欠かせないもの。今後も、未来を担う子どもたちの健やかな成長を願い、皆さんと連携を図りながら、幼児教育の充実に取り組んでいきたい」との考えを示した。

　前田会長は「幼児期において大事なことは、人よりも早くできる、人よりも多くの知識を身に付けることがすべてではなく、遊びの中で、友達と頑張ることの大切さ、楽しさ、人と交流できる力をもった子どもたちを育てていくこと。市内の私立幼稚園、認定こども園、二万五千人の子どもたちの健やかな成長を支え、保護者の皆さんとともに、幼児期の子育てをしっかりと行っていけるような環境をつくっていきたい」と呼びかけた。

　議事に移り、二十七年度の事業、会計収支決算、監査の各報告事項を承認。二十八年度の事業計画、会計収支予算について審議し、いずれも原案どおり決定した。事業計画では、札私幼との緊密な連携のもとに、関係機関に対し父母負担軽減運動を積極的に進め、各単Ｐ間との協力と連携を保ち、住民の理解を求め、幼児教育の振興に努めることを確認。具体的には「就園奨励費の増額、新制度の利用者負担額の減額を求める運動」など八項目を柱に据えた。

　また、研修事業として、七月五日につどーむで全体研修会を開催するほか、広報事業として、機関誌『コロポックル』の発行、ホームページによる各種情報の発信などを盛り込んだ。

　役員改選では、新会長に小林副会長を選出。小林新会長は「白井会長、歴代の役員の皆さんが築かれてきた札私幼Ｐ連を大切にし、所属園の皆さんために、一年間頑張っていきたい」と抱負を述べた。

(関係団体 2016-05-25付)