道女性校長・教頭会が総会　女性管理職会に名称変更　新会長に札幌八軒中・富田校長

（関係団体 2016-05-24付）

８月の研究大会札幌大会成功に向け取り組んでいくことを確認

　道公立小・中・特別支援学校女性校長・教頭会は十四日、ホテルライフォート札幌で二十八年度総会を開催した＝写真＝。会則の一部を改正し、会員に副校長を加えることとした。これに伴い、会の名称を「北海道公立小・中・特別支援学校女性管理職会」に変更することを決定した。八月五日に開催する研究大会札幌大会の成功に向け、一丸となって取り組んでいくことを確認。役員改選を行い、新会長に札幌市立八軒中学校の富田真由美校長を選出した。

　はじめに、木村範子会長があいさつ。「あとに続く未来の教育を担う女性管理職を含め、女性教員がもてる能力を十分発揮して、生き生きと活躍することが北海道の教育の発展、活性化につながると信じている。そのために、二十八年度、凛としてしなやかな心をもち、情報を共有しながら、資質の向上のための研修の充実を図り、本会としての役割を果たしていきたい」と呼びかけた。

　議事に移り、二十七年度の会務、会計決算・監査の報告事項を承認。二十八年度の運営方針、会務計画、会計予算、研究主題、各部推進計画について審議し、いずれも原案どおり決定した。

　運営方針には、「未来を担う子どもたちの育成を目指し、会の特色である異校種との連携を深め、校長・副校長と教頭がともに研鑚し合いながら、組織・活動の強化を通して、北海道の教育の充実と発展を図り、道民の期待に応える」と設定。①「生きる力」を育む学校経営の充実②学校運営・経営力の向上③組織活動の充実④関係機関との連携・交流―を重点に活動していくことを決めた。

　特に、八月五日に開催する研究大会札幌大会は、校長・副校長・教頭としての職責を自覚し、「子ども一人ひとりの個性や特性を尊重しつつ、“力強く”かつ“しなやかな”学校経営の推進・充実に向け、研究協議を行う」ことを確認した。

　研究主題は「未来を共に拓き　心豊かにたくましく生きる日本人を育成する学校教育の推進」、副主題を「確かな学びとしなやかな心　夢や希望に向かって挑戦する子どもを育む学校経営」と設定。前研究主題から継承している“共に”を深く認識し、会員一人ひとりが個性と能力を発揮し、道民の負託に応える学校経営の具現化に努めていく。

　会則の一部を改正し、会員に副校長を加え、校長・副校長・教頭とすることとした。これに伴い、会の名称を道公立小・中・特別支援学校女性管理職会に変更することを決定した。

　三十四年度に創立五十周年を迎えることから、同年度の上川大会を記念大会とすることとし、具体的な内容については、二十九年度から検討に入ることを確認した。

　役員改選では、会長に札幌市立八軒中の富田校長を新任。木村前会長は顧問に就任した。富田新会長は「変化の激しい、予測のつかない時代にあっても、子どもたちが希望をもってたくましく生き抜いていけるように、会員の皆さんと手を携えて邁進していきたい」と抱負を述べた。

　二十八年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝富田真由美（札幌市立八軒中校長・新）

▽副会長＝三浦伸子（札幌市立屯田小校長・新）、宮越忍（函館市立桔梗小校長・新）、藤川尚子（札幌市立南白石小校長）、飯田由美子（札幌市立富丘小教頭）

▽監査＝柴口史子（千歳市立千歳小校長・新）、小澤真弓（小平町立鬼鹿小校長・新）

▽事務局長＝村上裕子（札幌市立南の沢小校長・新）

(関係団体 2016-05-24付)