２定道議会一般質問（２８年６月２８日）　道独自の調査を実施へ　教職員の時間外勤務実態把握

（道議会 2016-06-30付）

　道教委の柴田達夫教育長は、教職員の時間外勤務等の実態を把握するため、独自の調査を実施する考えを示した。二十八日の二定道議会本会議一般質問で、加藤貴弘議員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

　質疑の中で、柴田教育長は「二十年度に教育職員の時間外勤務等にかかる実態調査を行い、その結果を踏まえ、教育職員の時間外勤務等の縮減に向けた取組方策を策定し、学校等の事務処理体制の改善、部活動指導の実施体制の検討など、六つの基本方向に基づき、様々な取組を進めてきたが、学校を取り巻く環境が複雑化、多様化する中、教員の時間外勤務等の縮減に向けて、一層の取組が必要」との認識を示した。

　今後の対応について、「いじめ・不登校など学校における課題が複雑化、困難化している中、教員が今まで以上に児童生徒と向き合う時間を確保し、きめ細やかな指導ができるよう取り組む必要がある」ことから、「本道の実態を把握し、二十年度に実施した調査結果との変化を比較できるよう、独自の調査を行っていく」と答弁。

　その調査結果や国で示す改善方策を踏まえ、市町村教委などと連携しながら、「できるだけ早く、時間外勤務等の縮減に向けた具体的な取組を進めていく」と述べた。

(道議会 2016-06-30付)