２定道議会一般質問（２８年６月２９日）　保護者向け資料、年内に作成へ　訪問型家庭教育支援などで質疑

（道議会 2016-07-01付）

　二定道議会本会議（六月二十九日）では、幼児期の子どもをもつ保護者への支援、訪問型家庭教育支援について質疑が行われた。

　柴田達夫教育長は「これまでブックスタートの普及促進や早寝早起き朝ごはん運動等に取り組んでおり、幼児期の子どもをもつ保護者への支援として、昨年度から子育てや家庭教育に関する学習や相談の機会を日常的に得られるよう、家庭教育〝学びカフェ〟推進事業を実施している」と説明。

　今後、昨年度実施した幼児期の子どもの実態や保護者の意識、学習ニーズについての調査結果を踏まえ、「子どもの発達段階や今日的課題に対応した保護者のための学習資料を年内に作成し、研修会等の場で活用を図るなど、市町村や関係団体と連携した家庭教育へ対する支援の充実を図っていく」と答弁した。

　また、訪問型家庭教育に対する支援について、「国においては、子育て家庭や子どもたちを地域社会全体で見守り、支えるため、学校・家庭・地域の連携協力推進事業を実施している」と説明。道内では事業を実施している十五の自治体のうち、釧路市と白老町では訪問型による家庭教育支援に取り組んでいることを示した上で、「訪問型家庭教育支援を行う上での様々なルールや個人情報の取扱いなど、専門的な事項について、社会教育主事による指導助言を行うなど関係機関と連携し、市町村に対する支援に努めていく」と述べた。

　千葉英也議員（自民党・道民会議）の一般質問に答えた。

(道議会 2016-07-01付)