３定道議会代表質問（２８年９月１６日）　相互理解を通じて柔軟な対応が必要　合理的配慮で教育長

（道議会 2016-09-21付）

　十六日の三定道議会代表質問では、公立学校における合理的配慮について、質疑が行われた。

　柴田達夫教育長は「児童生徒の障がいの状況に応じた合理的配慮に努めているが、支援を必要とする児童生徒の個別の教育支援計画が作成されておらず、必要な合理的配慮の内容が十分に把握できていないケースもみられる」と説明。

　「各学校において、個別の教育支援計画の作成などを通じて、本人・保護者との十分な合意形成に基づき、障がいの状況に応じた合理的配慮が行われるよう、引き続き、取り組んでいく」と述べた。

　また、「障がいのある児童生徒がその年齢や能力、特性を踏まえた十分な教育が受けられるよう、本人や保護者の意向はもとより、一人ひとりの障がいの状態や教育的ニーズなどに応じ、発達の段階を考慮しつつ、合意形成を図ることが重要」であるとし、「社会的障壁の除去のための手段や方法については、学校と本人、保護者双方の建設的な対話による相互理解を通じて、必要かつ合理的な判断の範囲で、柔軟に対応する必要がある」との見解を示した。

　須田靖子議員（民進党・道民連合）の質問に答えた。

(道議会 2016-09-21付)