３定道議会予算特別委（２８年１０月４日）　効果的な啓発実施、投票環境の整備も　若年層の政治参加へ道選管

（道議会 2016-10-06付）

　四日に開かれた三定道議会予算特別委員会第一分科会では、若年層の政治参加について、質疑が行われた。

　道選挙管理委員会は、ことし七月に行われた参議院議員選挙において、全道の投票率五六・七八％に対し、新たに有権者となった十八歳は四六・七三％、十九歳は四〇・〇三％、十代全体で四三・三八％だったことを報告。

　奥山芳博事務局長は「十代の投票率は、二十代を上回る。しかし、全体の投票率を約一三ポイント下回っており、十代を含めた若年層の投票率は依然として低い状況にある」との認識を示した。

　その上で、「若者に対する政治意識の醸成や選挙の意義の理解を図っていくことが重要」であることから、「教育機関や市町村選管などの関係機関とのより一層の連携を図りながら、効果的な啓発活動に取り組んでいく」「市町村選管と連携を密にしながら、投票環境のより一層の整備に努め、投票率の向上を図っていく」との考えを示した。

　太田憲之委員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

(道議会 2016-10-06付)