公立学校教員採用協議会開く　優秀な教員確保へ協議―道教委・札幌市教委

（市町村 2016-11-17付）

２０人が出席

　道教委と札幌市教委は十四日、札幌市教委で二十八年度道・札幌市公立学校教員採用に関する協議会を開いた＝写真＝。優秀な教員の確保に向けた方策などについて協議を行った。

　同協議会は、優秀な教員確保に関する方策、採用選考方法、教員養成諸機関との連携・調整に必要な方策などについて協議することを目的に設置。公立小・中・高校や国公立・私立大学の関係者、ＰＴＡ関係者、教育委員会職員などで構成している。

　二十人が出席した協議会では、札幌市教委学校教育部の檜田英樹教職員担当部長が開会あいさつ。

　教育を取り巻く状況を展望し、「あらためて教育現場全体に対する保護者、地域社会全体からの信頼を得て、教育を進めていくことが強く求められている」と述べた。

　また、「学校教育を充実させていくためには、教員の養成、採用、研修を通した体系的な取組の中で、子どもたちへの愛情はもちろん、教職に対する強い情熱、教育の専門家としての確かな力量、豊かな人間性など、総合的な人間力をもつ教員を確保することが極めて重要であり、採用の重要性について、認識を新たにしている」と述べ、活発な協議を求めた。

　このあと、豊島滋会長（道町村教育委員会連合会副会長、安平町教育長）、桑原由美子副会長（札幌市ＰＴＡ協議会副会長）を選出。あいさつに立った豊島会長は「どんなに立派な学校を建てても、中身が勝負で、質の向上が求められる。職員採用という、将来の本道教育の根幹、礎をなす、この協議会は重要な会議」とし、精力的な議論を呼びかけた。

　議事に入り、道教委と札幌市教委の担当者が二十九年度公立学校教員採用候補者選考検査の登録状況を説明。また、障がい者の採用などについて協議を行った。

(市町村 2016-11-17付)