函館市教委が臨時校長会議　早期復旧へ迅速に対応　石綿含有断熱材剥離で説明

（市町村 2016-11-21付）

　【函館発】函館市教委は十七日、南北海道教育センターで、臨時校長会議を開催した。市内の小・中学校長七十二人が参加。石綿含有の可能性がある断熱材の剥離に対する調査結果の報告と今後の対応などについて説明を行った。

　学校施設において石綿を含む可能性のある断熱材が剥離した事案を受けて市教委は、十四、十五日の二日間、小・中学校と教育関係施設合わせて二十四施設の煙突やボイラーの調査を実施した。その結果、十三施設で剥離、または剥離の可能性があることが判明した。これに伴い、剥離があった学校では、校舎暖房の停止や簡易給食の提供が行われている。

　山本真也教育長は、これまでの経緯について説明した上で、断熱材の剥離を確認した学校に対する市教委の対応状況を報告。緊急調査への対応に感謝を述べるとともに、「早期にすべての機能を復旧できるよう、迅速に対応していく」と強調した。

(市町村 2016-11-21付)