小樽市緑小が公開研究会　国語科指導力の向上を　筑波大附属小・青山教諭招き示範授業

（学校 2016-12-21付）

「自分の考えをもち、豊かに表現する子どもの育成」を主題に掲げ開催

　【小樽発】小樽市立緑小学校（上泉哲校長）は十一月中旬、同校で公開研究会を開催した。市内、管内をはじめ、札幌市や旭川市などの小・中学校教諭百二十九人が参加。筑波大学附属小学校の青山由紀教諭を招いての示範授業や講演、公開授業や研究協議などを行い、研究主題「自分の考えをもち、豊かに表現する子どもの育成～国語科の指導を通して」の実現に向けて研鑚を積んだ。

　同校では、毎年公開研究会を開催している。筑波大附属小から講師を招くのはことしで十四回目。

　はじめに、二年生、四年生の授業を公開したあと、青山教諭による示範授業を行い、それぞれの違いについて見学した＝写真＝。

　続いて行われた研究協議では、「自分の考えを書くことによって明確にする指導方法の工夫」「交流する力を高める指導方法の工夫」について、グループで協議した。

　このあと、青山教諭が「これからの国語教育」と題して講演した。青山教諭は「アクティブ・ラーニングのアクティブとは、表面的な活動ではなく、内面的な活動のこと」と強調。ＡＬ導入を見据えた授業を展開するよう呼びかけた。

　このほか、歌声集会を行い、低学年の発表、高学年の発表、全校生徒での発表の三曲を披露した。

(学校 2016-12-21付)