【平成２９年を迎えて　教育研究団体に聞く】日本生涯教育学会北海道支部　佐久間章支部長

（関係団体 2017-01-11付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。日ごろより本支部の活動に対しまして、温かいご理解とご支援を賜り心より感謝申し上げます。

　昭和五十七年に発足した本支部は、北海道における社会教育・生涯学習の研究者および実践者相互の交流と協力関係の促進を図り、本道における生涯学習の振興に寄与することを目的として、「北海道生涯学習研究集会」の開催など、北海道らしい生涯学習社会の実現に向け取り組んでおります。

　さて、一昨年十二月、地域と学校が連携・協働して、子どもの成長を支える「地域学校協働活動」の推進を提起する「新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について」が中教審より答申されました。

　これまでの学校支援地域本部のような「学校のための地域」と言う視点から、「地域の中の学校」という位置付けをより鮮明にした答申と言えます。

　そこで、昨年の研究集会では、『“地域と学校”の関係を考える』をテーマとして、連携・協働を推進する体制の在り方等について議論を行いました。

　人口減少の渦中にある北海道だからこそ、地域と学校の連携・協働の下、幅広い地域住民等が参画し、地域全体で学び合い未来を担う子どもたちの成長を支え合うための地域づくりがこれまで以上に重要になっています。本年も社会教育・生涯学習の面から「地域学校協働活動」を推進するために、全力で取り組んでまいりたいと思います。

　皆様のご指導ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

▼新年度の主な事業計画

▽ラーニングカフェ(8月、2月予定)

▽第35回北海道生涯学習研究集会（10月～11月予定）

▼事務局＝札幌国際大学

(関係団体 2017-01-11付)