【平成２９年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道小学校家庭科教育連盟　新岡惠会長

（関係団体 2017-01-11付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。平素より本連盟の活動に対して温かいご理解とご支援をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

　本連盟は、昭和二十九年の発足以来、北海道の家庭科教育を充実・発展させるために、講演会・研修会や全道研究大会の開催を主な事業として活動を進めてまいりました。

　昨年は、十月十四日に、札幌市立平岡中央小学校において、第五十四回小学校家庭科教育研究大会札幌大会を開催いたしました。現在、家族間の絆の希薄化・家庭の教育力の低下、人間関係構築の稚拙などの現代の社会状況を鑑みますと、「生活の自立を目指すとともに、家庭生活を大切にする心情をはぐくむ」家庭科教育を一層充実させていく必要があり、学習指導要領におきましても、社会の変化に対応した学習が大切にされております。

　家庭科は、社会や地域とのかかわりの中で、自分は「どのように生きていくのか」「どのように自分の生活を創造していくのか」といった人間としての生きる力に直結する知識・技能・態度を養う教科です。小学校における家庭科教育は、心身ともに健康で豊かな生活をするための自立の基礎を培い、社会の変化に主体的に対応することができ、家族の一員として、生活をよりよくしようする子どもの育成を目指しております。

　本連盟は、こうした、家庭科教育の役割をしっかり見据え、現在、「自らよりよい生活を創り出す子ども」の研究主題のもと活動を進めております。生活を見つめなおし、疑問や気付きを生み子どもの言葉や行動が変化する学習を構築し成果と課題を明らかにしながら、研究大会を通して、研鑚してまいります。今後とも、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽冬季研修会・役員会

・期日＝１月１４日

▽夏季研修会・役員会・総会

・期日＝７月１５日

▽第５５回北海道小学校家庭科教育研究大会北海道大会道南大会

▼ホームページ＝ｈｔｔｐ：／／ｄｏｕｋａｒｅｎ．ｐｅｐｐｅｒ．ｊｐ

▼事務局＝札幌市立本郷小学校（事務局長―石澤優子校長）

(関係団体 2017-01-11付)