【平成２９年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道特別支援教育研究協議会　池上修次会長

（関係団体 2017-01-11付）

　平成二十九年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。また、本協議会の諸活動に対しまして、皆様には、日ごろよりご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。

　さて、本協議会は、昭和五十四年の養護学校義務化の年に発足し、ことしで三十九年を迎える道内の知的障がい教育特別支援学校の教職員を対象とした任意の研究団体です。これまで、障がいのある子どもたちの教育をめぐり、「特殊教育」から「特別支援教育」へと大きく転換が図られてきた中で、「子ども一人ひとりのニーズに応じた教育」を充実していくということは、特殊教育の時代から何ら変わることのない「不易」なことであり、本協議会では、この基本的な考えを大切にして、これまで、各学校の研究や多くの会員の実践によって、道内の知的障がい教育に大きな成果を上げてきました。

　昨年七月に全道研究大会を実施しました。「地域社会で自分らしく生きる児童生徒を育てるために　～未来につながる魅力ある教育の実践～」という大会研究主題の下、三百人を超える参加者が、活発に研究協議を行い、有意義な研究会となりました。

　私たちは、障がいのある子どもたちが、学校卒業後に主体的で豊かな地域生活ができるよう「生きる力」を育成することをこれからも続けてまいります。今後とも皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽道央地区研究大会

・期日＝７月下旬予定

・会場＝星置養護学校

▽道南地区研究大会

・期日＝７月３１日

・会場＝今金高等養護学校

▽道北地区研究大会

・期日＝７月２８日

・会場＝稚内養護学校

▽道東地区研究大会

・期日＝７月下旬予定

・会場＝紋別養護学校ひまわり学園分校

▼事務局＝札幌市立豊明高等養護学校（事務局長―益満等之教頭）

(関係団体 2017-01-11付)