【平成２９年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道特別支援学級教育研究連盟　池田哲也理事長

（関係団体 2017-01-11付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。また、皆様には平素より本連盟の活動に対しまして、理解と支援を賜り心よりお礼申し上げます。

　昨年は、第六十四回北海道特別支援学級教育研究連盟全道大会（オホーツク大会）を開催いたしました。北見市を会場に、七校の優れた授業実践を公開していただきました。また、全道各地からいただいた提言をもとに、課題別の四分科会で特別支援学級教育の課題について討議を深めることができました。大会地には準備や運営で大変なご苦労をおかけしたことと思いますが、多くの皆様の参加が得られたことに感謝いたします。また、全日本特別支援教育研究連盟全国大会青森大会に事務局から二本の実践報告を提言しております。

　本連盟は昭和二十七年の創立以来六十四年間、特別支援学級に学ぶ児童生徒が共生社会に逞しく参画できることを願い特別支援学級教育の研究を進めています。また、共生社会を実現するため、インクルーシブ教育システムを支える特別支援学級の役割をより確かにすることを目指しています。本連盟の全道研究大会の研究テーマを「一人一人の教育的ニーズに応える特別支援教育の展開」とし、知的発達に課題のある児童生徒を対象に二分科会、情緒面・行動面に課題のある児童生徒を対象に一分科会、今日的な課題の一分科会を展開し、特別支援学級教育の課題解決に向け取り組んでいます。

　今後とも本連盟へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

▼新年の事業

▽第６５回北海道特別支援学級教育研究連盟全道大会（十勝大会）

・期日＝9月15～16日

▽大会研究集録発行＝30年2月

▼事務局＝札幌市立藤野南小学校（事務局長―木村裕昭教諭）

(関係団体 2017-01-11付)