清水町が２９年度予算案を発表　教育費は４割減の７．８億円　新規にＣＳ導入検討費

（市町村 2017-02-16付）

　【帯広発】清水町は九日、二十九年度予算案を発表した。町長選を控えた骨格編成予算だが、災害復旧事業などにより一般会計は前年度当初比一五・三％増の九十億四千万円を計上。うち、教育費は三九・七％減の七億八千八百万円となっている。大幅な減額は、清水小学校水泳プールの本体建設工事完了が主な要因。

　主な事業をみると、新規にコミュニティ・スクール導入検討委員会経費二十二万円を盛り込んだ。

　継続事業では、中学生以下にかかる入院・通院などの医療費自己負担を全額助成する「小・中学校医療費無料化事業」に一千六百万円を充てたほか、少人数学級設置事業に四百万円を計上している。

　教育に関する主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼民生費

▽小・中学生医療費無料化＝一、六五六―中学生以下にかかる入院・通院などの医療費自己負担を全額助成

▽子育てサポート事業＝三七―会員登録者による一時託児事業の利用料金助成等

▽保育所英語活動＝一〇

▽広域的保育所利用＝八四〇

▽保育所施設改修＝九九

▽心身障害児通園交通費助成＝一九

▼衛生費

▽子育て健康予防＝四二七

▼教育費

▽教育指導事業＝二四九―教育指導幹の設置

▽小学校低学年英語活動＝四八四―小学校低学年（一～四年生）英語指導助手・講師賃金等

▽スクールソーシャルワーカー活用＝九九

▽中学生各種大会派遣助成＝二七〇

▽教育費父母負担軽減＝一七一

▽コミュニティスクール検討（新規）＝二二―ＣＳ導入検討委員会経費

▽中学校パソコン整備＝二―中学校パソコン更新整備（備荒資金組合譲渡事業）

▽要保護・準要保護児童生徒就学奨励＝一、〇八九

▽奨学金貸付金＝四九八

▽清水高校振興会助成＝二〇〇

▽特別支援教育＝七一〇―特別支援教育支援員、特別支援学級支援員の設置

▽少人数学級設置＝四一七―清水小学校少人数学級指導教諭の設置

▽小・中学校備品整備＝五〇四

▽小学校施設整備＝二五五

▽清水小学校水泳プール建設＝三〇六

▽スクールバス更新＝二、〇九一

▽幼稚園英語活動＝四―幼稚園英語活動講師賃金等

▽給食センター設備等整備＝一、一二八

▽地域おこし協力隊員（社会教育推進員）設置＝三二七

▽地域おこし協力隊員（子ども読書推進員）設置＝三二九

▽図書館施設等整備＝三二九

▽町民野球場改修＝一、〇九八

▽社会体育施設整備＝一、四一五

(市町村 2017-02-16付)