岩見沢市29年度予算案　学校看護師を新たに加配　コミュニティ・スクール導入促進

（市町村 2017-02-21付）

　【岩見沢発】岩見沢市は十六日、二十九年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比二・六％減の四百九十億円。教育費は二三・五％減の三十九億七千七百万円で、構成比は八・一％となった。南小学校の耐震化が完了したことが減額の要因。障がいのある児童生徒を支援する特別支援教育推進事業費に三千九百六十六万円を計上し、従来の支援員に加えて医療的ケアが必要な児童生徒を支える学校看護師を新たに加配する。

　中学生対象の土曜学習会、小学生対象の土曜キッズ英会話などを実施する学力向上対策事業に二百七十六万円、教育相談、登校支援を行い、児童生徒、学校、保護者を支援する教育支援センター事業に一千六百四十一万円を計上し、取組を継続していく。教育指導振興事業には八百六十九万円を措置しており、このうち十五万円をコミュニティ・スクール導入促進事業費に充てる。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽教育情報システム化推進＝二、三六九―教育用コンテンツ整備、教職員の情報活用研修、遠隔学習の実施、学校図書の共同利用の促進、児童見守りシステムを活用した児童の安全・安心確保など

▽子どもかがやく学校活動支援＝一、五三二―各学校主体事業の企画・立案支援、学習支援ボランティア派遣

▽教育指導振興＝八六九―教職員研修、いじめ対応、道徳教育の推進、コミュニティ・スクール等導入促進等

▽外国語指導助手活用＝三、七三八

▽教育支援センター＝一、六四一

▽学力向上対策＝二七六―土曜学習会、囲碁授業、土曜キッズ英会話

▽教育研究所運営＝一、六二二

▽中央小校舎等改築〈新規〉＝六六、三一五―移転改築

▽東小校舎改修（新規）＝六､〇〇〇―基本・実施設計

▽学校給食共同調理所整備＝二八二、四九九

▽市民の学び支援＝九四五

▽栗沢文化交流施設整備（新規）＝二、〇〇三―基本・実施設計

▽オリンピック・パラリンピック推進＝九一七―情報提供の充実・誘致、合宿受け入れ・交流会の実施、障がい者体験スポーツ体験イベントの開催

▽道教育大岩見沢校体育施設整備補助（新規）＝二、八〇〇―ナイター設備設置

▽市民の学び支援＝九六六

▽ブックスタート＝一八五

▽青少年対策＝八一一

▽青少年育成＝四二四

▽留守家庭児童対策＝八、六二三

▽児童療育＝七〇九

▽特別支援教育推進＝三、九六六

(市町村 2017-02-21付)