中札内村の２９年度予算案　小・中３校合同でＣＳ設置　メール配信システム導入も

（市町村 2017-03-01付）

　【帯広発】中札内村は二月二十三日、二十九年度予算案を発表した。一般会計は、前年度当初比一七・九％減の三十六億九千五百万円。教育費は、六〇・三％減の四億三千七百万円。村民プール建築や村民スポーツセンター改修工事が完了し大幅減となった。新規事業をみると、村内小・中学校三校に一つの学校運営協議会（コミュニティ・スクール）を設置し、地域全体で学校を支援する。また、緊急時における児童生徒の安全確保のため、保護者に迅速に連絡ができるメール配信システムを導入する。

　教育に関する主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼民生費

▽乳幼児および児童医療費助成＝一、四六八―乳幼児から中学三年生までの医療費を助成する

▽児童館暖房用ボイラー更新（新規）＝六〇〇

▽保育料の軽減・無料化＝一、五八四―十八歳以下の子を扶養している世帯で第二子が入園した場合の保育料を半額、第三子以降が入園した場合の保育料を無料化する

▼教育費

▽指導主事の共同設置＝六五五―学校教育に関する専門的事項に対応するため、更別村と共同で教育委員会に指導主事を配置する

▽メール配信システム（新規）＝四五―不審者情報や自然災害等による臨時休校、集団下校などの緊急時における児童生徒の安全確保のため、保護者の携帯電話等に迅速に連絡ができるメール配信システムを導入する

▽青少年国際交流派遣研修事業＝五二二

▽コミュニティ・スクール（新規）＝一三三―村内小中学校三校に一つの学校運営協議会（コミュニティ・スクール）を設置し、地域全体で学校を支援する

▽中札内小普通教室床張替（新規）＝八六四

▽中札内中グラウンド照明設置（新規）＝九八

▽屋内多目的運動施設調査（新規）＝一四二

▽給食センター温水ボイラー取替（新規）＝五〇七

▽ふるさと食材の提供＝七〇

(市町村 2017-03-01付)