１定道議会一般質問（２９年３月８日）　中学校教員の英語力向上へ取組推進　柴田教育長が答弁

（道議会 2017-03-10付）

　一定道議会一般質問（八日）では、中学校教員の英語力向上について、質疑が行われた。

　柴田達夫教育長は「本道の英語教育の充実を図るためには、直接指導に携わる教員の英語力の向上が不可欠」と述べるとともに、「中学校の英語担当教員については、国が掲げる英検準一級程度の資格を有する割合を五割以上にするという目標に対し、本道は三割弱という現状にあることから、英語力の向上に向けた取組を一層充実させる必要がある」との考えを示した。

　その上で、「道立教育研究所における中学校の英語担当教員対象の研修をすべて英語で行うなど、英語力の向上に重点を置いた研修の充実を図るほか、校長会等と連携し、英語検定協会などが実施する教員向けの特別助成制度の周知などに努めてきた」とこれまでの取組を説明。

　今後は、これらの取組に加え、「資格取得への意欲を高めるため、各種資格試験の情報を定期的に提供するとともに、英語教員の研修の機会に併せて民間の検定試験を実施するなど、資格取得に向けた環境整備に努めるほか、資格を有し指導力に優れた中・高校教員が行う授業の参観やワークショップを検討するなど、中学校英語担当教員の英語力の向上に向けて一層取り組んでいく」と答弁した。

　大越農子議員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

(道議会 2017-03-10付)