釧路町遠矢小が釧路開建に報告 緑化推進運動功労者を受賞 自分にできること これからも
(学校 2017-05-12付)

遠矢小釧路開建受賞報告
大島校長(右)と代表児童3人が梅沢部長(左)に受賞の喜びを伝えた

 【釧路発】釧路町立遠矢小学校(大島正実校長)は九日、開発局釧路開発建設部(=釧路開建)に緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰の受賞を報告した。六年生三人が釧路開建の梅沢信敏部長らにこれまでの取組や今後の意気込みを語った。

 同表彰は、内閣府などで構成する「緑化推進連絡会議」が緑化活動の推進などについて顕著な功績のあった個人・団体をたたえるもの。

 同校は、道内小・中学校で初めての受賞者として、四月下旬に東京都内で開かれた第十一回みどりの式典で表彰された。

 同校は釧路開建と連携し、平成八年から釧路湿原の東側に位置する岩保木地区で「花咲かじいさんプロジェクト」と称した植樹活動を実施。釧路川流域の在来種から種を取り、苗床づくりから植樹までの一連作業を継続してきた。

 今回の表彰では、「湿原や河川、自然環境の大切さを学びながら湿原周辺の植樹活動に積極的に取り組み、その活動を通じて自然の大切さを先輩から後輩へつなげることで学校全体での社会教育に貢献している」ことが評価された。

 九日には、大島校長、伊藤善一教諭のほか、児童会長の斉藤絹夏さん、児童会副会長の宮本哉助君、児童会書記の瀨戸蓮太君が釧路開建を訪問。斉藤さんは、四年生のときに種を植えたことや、釧路湿原が豊かになってほしいと思って植樹したこと、六年生時には環境問題について調べたことなどを説明した上で、「自分にできることをしていこうと思う」と報告した。

 大島校長は、天皇皇后両陛下が臨席したみどりの式典の様子について話し、「環境保全と堤防を強化する植樹を継続していきたい」と述べた。

 梅沢部長は「一緒に植樹してきた私たちもうれしい。学校に戻って全校児童に伝えてほしい」と話していた。

(学校 2017-05-12付)

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