小樽市立北陵中が開校を祝う会　新たな船出、音楽で祝福　校歌斉唱、ピアノコンサート

（学校 2017-05-16付）

校歌を作曲した岩崎教諭が歌い方を指導した

　【小樽発】小樽市立北陵中学校（宮澤知校長）は一日、同校で開校を祝う会を開催した。全校生徒や教職員、統合した旧北山中学校や旧末広中学校の教員などのほか、校歌を作曲した長橋中学校の岩崎正教諭など約三百三十人が参加。全校生徒で校歌を斉唱したほか、同校の小崎ゆかり教諭によるピアノコンサートも開き、開校を祝った。

　北陵中は小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画に基づき、北山中と末広中を統合する形で本年度開校した。

　祝う会では、来賓あいさつのあと、校歌を斉唱。全校生徒が練習してきた成果を、校歌を作曲した長橋中の岩崎教諭の前で披露。そのあと、岩崎教諭が感想と、作曲者としての思いを述べた。その中で、「自分は作曲家ではないが、小樽で生まれ育った自分にしか描けない、小樽を思わせる曲をつくった」と話し、新しい校歌をどのように歌ってほしいかを全校生徒に指導した。

　このほか、同校の小崎ゆかり教諭によるピアノコンサートを実施。小崎教諭はドイツの音楽学校大学院を卒業し、現在も演奏活動を続けている。参加者全員で、その演奏に耳を傾けた。

　最後に、宮澤校長があいさつ。四月からの一ヵ月間、生徒たちが〝新しい自分〟をつくり上げようと努力していることをたたえ、「この調子で、より良い学校をつくってほしい」と呼びかけた。

(学校 2017-05-16付)