旭川盲で建設会社が試乗会 重機の迫力 肌で感じる(学校 2017-05-19付)
子どもたちは重機の乗り心地を楽しんだ
【旭川発】建設重機が学校にやってきた!―旭川盲学校(坂下浩寿校長)小学部の児童四人は十二日、同校付近の建設会社・㈱橋本川島コーポレーションがグラウンド整備で使用した重機に試乗した。普段接する機会のない重機の迫力に圧倒されながらも、「かっこいい」「おもしろい」と歓声を上げ乗り心地を楽しんでいた。
同社では、日ごろからお世話になっている地域に恩返しをしようと、毎年、会社付近の同校で運動会を控えたこの時期に、グラウンド整備を行っている。
今回、同校が「体験学習の一環として子どもたちを建設重機に乗せたい」と同社に要望。これを同社は快諾し、初めてとなる建設重機の試乗体験が実現した。
当日、同社社員三人がグラウンドの整地に使用したグレーダーやタイヤローラーなどの重機を児童に紹介した。児童は付き添いの教諭の補助を受けながら重機に試乗し、「高い」「いろいろとレバーがついていて面白い」と喜んでいた。ある児童は「楽しかった。また乗ってみたい」と感想を話していた。また、社員が地面を整地するためのグレーダーのブレードを操作。児童は重機の迫力を肌で感じ取っていた。
おわりに、中学部の生徒九人が集合。代表生徒がお礼の言葉として、「今回で最後の運動会なので、きれいなグラウンドで精一杯頑張りたい」と述べた。
同社舗装部の大沼幸雄課長は「子どもたちに喜んでもらえて何より。重機にふれて、少しでも建設業に親しんでもらえれば」と期待。「グラウンド整備は今後も続けていくが、要望があれば試乗体験も行っていきたい」と話している。
同校の土居彰一教頭は「普段からいろいろな体験学習を行っているので、こうした機会は貴重。重機に触り乗り心地を感じることで理解が深まれば」と述べている。
(学校 2017-05-19付)
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