岩見沢農高と開発局・北海土改区　教育支援協定を継続　出前講座、現場見学など

（学校 2017-05-24付）

優秀な人材の育成に向けて力強く握手を交わした（左から畠山校長、菊地所長、尾田理事長）

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（畠山佳幸校長）は十五日、同校で開発局札幌開発建設部岩見沢農業事務所および北海土地改良区との教育支援パートナーシップ協定締結式を行った。関係者十四人が参加。二者による協力のもと、授業等と連携した講座や現場見学などの取組を展開し、農業分野に貢献する人材の育成に資することを確認した。

　三者によるパートナシップ協定は、農業に関する基礎学力と地域農業に対する理解の醸成を図り、優れた人材を育成することが目的。二十年から実施しており、三年に一度の間隔で締結式を行っている。

　協定では、同校農業土木工学科の生徒を対象とした授業等への連携講座や土地改良施設の見学会を予定。また、三年生には、両所における仕事内容の説明やインターンシップ実習の受け入れなど、進路意識を向上させる機会を設けることとしている。

　当日、北海土地改良区の尾田則幸理事長があいさつ。「なかなか人の育たない農業土木といった教育の場で支援をさせていただけることは非常に光栄。しっかりと三者で手を組んで技術者を育てていきたい」と述べた。

　このあと、畠山校長、岩見沢農業事務所の菊地誠所長、尾田理事長が文書に調印。協定書を交換し、固く握手を交わした。

　畠山校長は「こうした教育支援がなければ学校単独でできる事業は限られてしまう。生徒たちに職業観・勤労観を身に付けさせてもらえる大切な協定」とし、感謝の意を表した。

(学校 2017-05-24付)