日本教育公務員弘済会道支部が第1回運営委 〝アスリート先生〟本格実施へ 新支部長に鈴木氏を選出(関係団体 2017-06-09付)
活動方針、事業計画等を決定した
公益財団法人日本教育公務員弘済会道支部(宮崎岩次支部長)は二日、ホテルライフォート札幌で二十九年度第一回運営委員会を開いた。「教育振興事業・福祉事業の充実とその推進を図る」「事務局組織体制の強化と業務効率化の推進」「関係団体・関係機関等との連携強化と組織の拡大」を柱に各種事業を展開することを確認。昨年度に試行したスポーツ教室「アスリート先生179」事業を本格実施することなどの活動方針、事業計画等を決定した。また、役員改選を行い新支部長に鈴木富士雄氏を選出した。
冒頭、あいさつに立った宮崎支部長は同会の組織、歴史にふれながら、「業績が好調な要因として、公益財団法人化による信頼度の向上、校長会等の組織の支援とともに、教弘保険としての実績と同時に教育に還元できることが大きな理由」と説明。「各事業の申請も多数あり、実施している事業への期待感を感じる。また、事業とともに私たちの存在も認めていただいているのではないか」と述べ、同支部への理解の浸透と各種事業の手応えを語った。
続いて、ジブラルタ生命保険㈱北海道営業本部長の茂筑裕司氏があいさつに立ち、同社の決算内容等を報告するとともに、支部役員、運営委員、参事らの活躍に謝辞を述べた。
議事に移り、幹事、監査の選出を行い、新支部長に鈴木氏を選出した。
続いて、二十八年度事業報告・決算報告・監査報告を承認したあと、二十九年度活動方針案・事業計画案・予算案について審議。いずれも原案どおり可決した。
活動方針では同支部が展開している三大事業である「教育振興事業(奨学事業・教育研究助成事業・教育文化事業)」「福祉事業」「共済事業」の拡大充実を最重要課題としてとらえ、①教育振興事業・福祉事業の充実とその推進②事務局組織体制の強化と業務効率化の推進③関係団体・関係機関等との連携強化と組織の拡大―の三点を活動の柱に据えた。
具体的には、貸与奨学金・給付奨学金やブックパック事業を充実させるほか、昨年度試行した地域のスポーツ教室「アスリート先生179」事業を本格実施する。研究助成事業では児童生徒の支援育成に寄与する学校教育・社会教育・芸術文化・スポーツ等の分野で有益な活動を継続的に行っている組織・団体・グループに対する奨励金給付として、二十九年度はスポーツ・健康分野を中心に選考を行っていく。
最後に鈴木新支部長があいさつ。「今までの歩みを止めることなく、事務局一丸となって事業を推進していく。子どものために先生方を支援する法人としてどのように貢献できるのか議論を重ね、活動をさらに進めていきたい」と抱負を語った。
二十九年度の役員・運営委員・参事(推進役)はつぎのとおり。=敬称略=
▼役員
▽支部長=鈴木富士雄(前大谷大学特任教授・新)
▽事務局長兼専任幹事=船山純(元道小学校長会事務局次長・新)
▽幹事=中易まさき(元道小学校長会会長)、鈴木英昭(元道小学校長会会長)、谷直人(元道中学校長会会長)、本間均(元道中学校長会会長・新)、山本伸弘(元道高校長協会会長)、富田敏明(元道高校長協会会長)、伊藤政勝(元道特別支援学校長会会長)、福井一之(元道特別支援学校長会会長)、角野誠(道小学校長会会長・新)、石岡直樹(道中学校長会事務局次長・新)、川口淳(道高校長協会長・新)、嵯峨豪(知的障害教育校長会長・新)笹川恒春(道公立学校教頭会会長・新)
▽幹事・事務局次長=大江則夫(元札幌市小学校長会長)、栗田俊一(元道中学校長会事務局次長)
▽監査=蝦名哲也(道公立小中学校事務職員協議会監査)、真田裕之(道公立学校事務職員協会監事・新)
▼運営委員(いずれも校長・園長、ただし事務職員協会を除く)
▽運営委員=武岡則夫(当別町立当別中)、河原政志(岩見沢市立緑中・新)、佐藤寛之(共和町立北辰小・新)、小助川浩(厚沢部町立厚沢部小・新)、竹嶋充(七飯町立藤城小・新)、渡辺一弘(苫小牧市立沼ノ端小・新)、神成浩(浦河町立浦河第一中)、塚原雄二(新得町立屈足中・新)、荻原崇弘(標茶町立標茶小・新)、坂内克裕(根室市立北斗小・新)、飛澤浩幸(遠軽町立生田原中・新)、塚澤栄一(上富良野町立上富良野中・新)、網谷一幸(稚内市立潮見が丘中)、長谷川敏之(留萌市立留萌小)、坪川泰嗣(苫小牧東高・新)、中川秀樹(滝川高)、渡部道博(北見北斗高)、丸山年民(旭川北高)、堀川厚志(札幌伏見支援・新)、加藤貴子(札幌市立あつべつきた幼・新)、野寺克美(札幌市立円山小・新)、土佐林仁(札幌市立伏見中・新)、仲倉優(小樽市立花園小・新)、山田幸俊(函館市立神山小・新)、中塚洋司(室蘭市立蘭北小・新)、岩井真二(苫小牧市立豊川小・新)、福家尚(旭川市立近文小・新)、早川一之(帯広市立若葉小・新)、大山稔彦(釧路市立中央小・新)、端徹(道事務協・新)、能代隆行(札幌市事務協)
▼参事(推進役)―カッコ内は担当地区
▽参事(推進役)=森直樹(札幌・石狩)、土田幹憲(札幌・石狩)、原田公夫(札幌・石狩)、加藤幸憲(後志・小樽)、林信之(空知・岩見沢・滝川・留萌〈南〉)、増子守(上川〈南〉・旭川〈南〉・宗谷・稚内・留萌〈北〉)、川西康夫(上川〈北〉・旭川〈北〉・宗谷・稚内・留萌〈北〉)、齋藤晃(釧路・根室)、小林次郎(網走・北見)、中村政治(十勝・帯広)、嶋田聡(渡島・函館・桧山―新)、吉村恭子(全道〈高等学校・特別支援学校等〉・札幌―新)
(関係団体 2017-06-09付)
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