遠軽町南中の職場訪問学習　２年生２人が工事を見学　建設業への理解深める

（学校 2017-09-22付）

生徒たちは建設中のごみ焼却施設内部を見て回った

　【網走発】遠軽町立南中学校(安田貢校長)は十三日、地元建設業者の㈱渡辺組の協力を得て、職場訪問学習を実施した。二年生二人が会社概要などの説明を受けたほか、工事現場を見学。「いろいろな種類の重機を見ることができて勉強になった」「とても楽しく、興味をもった」など、建設業の仕事について理解を深めていた。

　総合的な学習の時間で実施したもので、同社に受け入れを依頼し、八年ほど前から行っている。今回は、二年生の男女二人が参加した。

　はじめに、同社会議室で自己紹介、スケジュールの確認、会社概要などの説明、仕事の内容など事前質問への回答のあと、町内で行われているごみ焼却施設建設工事の現場に移動。ごみ焼却施設は、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の三種類からなる道内でも珍しい複合構造施設で、同社が建築工事を請け負い、年内完成に向けて作業が進められている。

　現場詰所で担当者から工事概要の説明を受けたあと、施設内を見学。完成後は関係者以外立ち入ることができないゴミピット部などを見て回り、担当者に積極的に質問するなど、生徒たちは興味津々な様子で見学。また、外構工事で使用している重機の見学と搭乗体験も行った。

　つぎに、コンクリート工場を訪問。製品が完成するまでの工程や、ミキサー車の構造について説明を受けたあと、コンピューター操作など施設内を見学した。

　生徒たちは「普段見ることができない場所を見学できて、とても楽しく興味をもった」「いろいろな種類の重機を見ることができて勉強になった」などと話し、建設業の仕事を理解するとともに、その魅力を肌で感じ取っていた。

(学校 2017-09-22付)