星槎道都大生がインターンシップ　現場体験、将来に生かす　旭川の建設企業受け入れ

（学校 2017-09-26付）

測量機械をのぞき込む阿部君と見守る現場代理人の岩本氏

　【旭川発】星槎道都大学（山本一彦学長）は、学生の就業意欲を高めようとインターンシップを行っている。美術学部建築学科二年生の阿部悠佑君は四～十五日の間、旭川市内の建設企業の㈱廣野組で就業体験。比布町の比布中学校校舎・武道場改築の工事現場での実務を通し、将来の仕事について考えた。

　同大では、①体験型（社会見学）②教育型（短期実務型）③就活型（長期実務型）④有給型（きゃり・プロ）―の四種類のインターンシップを展開。①は一年次、②③は二～四年次、④は一～四年次を対象としている。

　①では、働く意味を考え大学で学ぶ目的を明確化。その経験を下敷きに、②で業界で働くための基礎知識や技術を確認し今後のキャリアを考え、③は②をさらに実践的にした内容となっている。④はキャリアバンク㈱と提携し、就学に支障のない範囲で複数の企業で就業体験しながら給与を受け取る。

　今回、阿部君は高校時代の同級生や先輩が廣野組で働いていることから、同社で②のインターンシップを希望。比布町の比布中学校校舎・武道場改築の工事現場で、簡単な測量や写真撮影のほか、施工図の作成練習、事務などに取り組んだ。

　阿部君は「現場での仕事を学ぶことができ、大学で勉強している内容をあらためて理解することができた。将来は建築の現場監督になって大きい建物を建てたいので、今回の経験を今後に生かし頑張っていきたい」と話していた。

　阿部君を指導した現場代理人の岩本暁久氏は「将来の仕事をしっかりと考えている。残りの学生生活を楽しみながら社会人としての資質を磨いてほしい」とエールを送った。

(学校 2017-09-26付)