留萌千望高電気・建築科１年生　ＯＢ企画の現場見学会に参加　建設業への興味深める

（学校 2017-09-21付）

改修によって施される建築の工夫などについても学んだ

　【留萌発】留萌千望高校（太田倫夫校長）の電気・建築科の一年生十三人は九月上旬、同校ＯＢで組織する千望会土木部会が企画した現場見学会に参加した。留萌・小平地区の建築、土木工事現場四ヵ所を見学。建設業について興味を深めた。

　実際の工事現場を見学することで、日常の学習成果を高めるとともに、電気・建築に関する興味・関心を高めることが目的。見学会に先立ち、あいさつに立った千望会土木部会の西川充会長は「少しでも業界に興味をもって、建設業で働くきっかけにしてもらいたい」と呼びかけた。

　この日、小平町立鬼鹿小学校改築工事や深川留萌道留萌市カモイワ高架橋上部工事など留萌・小平地区の建築、土木工事四現場を見学した。

　最初に訪れた鬼鹿小長寿命化・屋体改築現場は、旧鬼鹿中校舎を改修して鬼鹿小校舎として再利用し、接続する屋体を増改築するもの。旧校舎の躯体を生かした上で耐震性を確保し、木材の温かみが発揮されるよう工夫が施されている。

　はじめに、工事を施工する㈱新名建設の新名功基氏が工事概要や工程、進捗状況などを説明したあと、建設中の校舎内を見学。教室の配置や実際の作業の様子などを見て回った。

　生徒は「音楽室の防音処理はどのように行われているのか」など、現場ならではの疑問について積極的に質問。建設業への興味・関心を深めていた。

(学校 2017-09-21付)