中札内村上札内小「Ｕチャレ」　一輪車で健やかな体を　演舞披露に向け練習積む　

（学校 2017-09-20付）

松田氏の指導のもと、練習に励む児童たち

　【帯広発】中札内村立上札内小学校（加藤淳子校長）は八日、同校で上札内小体力向上プラン「Ｕチャレ（ユニサイクルチャレンジ）教室」を開いた。昨年度に引き続き、講師として一輪車競技世界チャンピオンの松田良平氏が来校。児童たちは、十二月に町のスポーツイベントで行う予定の「Ｕチャレ演舞披露」に向け懸命に練習に励んだ。

　この取組は、体育の授業の一環として昨年度から実施しているもの。児童が目標をもち、協同性を意識して練習に取り組むことで達成感を味わうとともに、運動することへの意欲を高め、自身の体力を向上させることをねらっている。

　昨年度に児童たちは、一輪車競技世界チャンピオンの松田氏と練習、共演などを行い、一輪車に乗るための技術を習得してきたほか、運動をする楽しさや達成感などを実感してきた。

二年目となる本年度は、昨年度に習得した技術を活用しながら、さらに高い完成度を目指して日々練習に励んでいる。

　この日は、松田氏を講師に迎え本年度一回目となる一輪車教室を実施。はじめに、児童たちはウォーミングアップとして準備運動、基本練習を行ったあと、ショート演舞に挑戦。各グループごとにこれまでの練習の成果を存分に発揮した。

　続いて、松田氏から各グループごとに実技指導が行われ、児童たちは、アドバイスを受けながら懸命に練習に励んだ。さらに、松田氏の指導のもと、あらためてショート演舞にチャレンジ。改良された自分たちの演技の出来に笑顔を見せていた。

　三年生の林まりいさんは「一輪車に乗ることに自信をもてるようになったし、技もいっぱい覚えられてよかった」と笑顔で話していた。

　加藤校長は「本年度は〝Ｕチャレ〟から得られる多様な感覚をベースに、調和のとれた体力向上を図っていきたい。新体力テストなどで子どもたちの実態を把握し、授業改善を図りながら健やかでしなやかな体を育成していきたい」との考えを示した。

　今後、同校では十二月九日に町のスポーツイベントで行う「Ｕチャレ演舞披露」に向け、十一月十五日に再度、松田氏を招いた一輪車教室を行うほか、日々の授業や休み時間を使ってスキルアップを目指していく。

(学校 2017-09-20付)