釧路市の児童らが港見学会参加　船上から港湾工事学ぶ　鋼管杭に絵を描く体験も

（学校 2017-09-19付）

船上から港湾施設や工事を見学

　【釧路発】釧路港で港湾工事を請け負う建設会社が主催する「港見学会」が九日、釧路西港で開かれた。釧路市立釧路小学校などから児童や保護者十三人が参加。船上から港湾工事を見たほか、工事で使用する鋼管杭に絵を描くなどして楽しいひとときを過ごした。

　見学会は、濱谷・山田・真壁共同企業体、五洋建設㈱、白崎建設㈱、村井建設㈱、葵建設㈱、吉田・吉本・真壁共同企業体、みらい建設工業㈱、岩倉・渡辺共同企業体、㈱濱谷建設、釧石工業㈱で構成する実行委員会が主催。

　地元の小学生と保護者を対象に港湾工事への理解を深めてもらうために、十年以上前から行っている。

　最初に開発局釧路開発建設部の港湾業務艇「たんちょう」に乗船。担当者からふ頭や防波堤、岸壁の役割や国際物流ターミナル整備事業の工事の内容などについて説明を受けながら港内を周遊した。

　このあと、長さ三十㍍、太さ一㍍六十㌢の鋼管杭を通り抜けたり、絵を描いたりした。

　子どもたちは星や船、動物、アニメのキャラクター、似顔絵などを自由に描いて楽しんだ。

　最後に濱谷建設の会社事務所に移動し、感想文やカレンダーづくりの下絵書きを行った。

　子どもたちは「初めて船に乗った。海の波がきれいだった」などと笑顔で感想を。濱谷建設工事部の伊藤隆課長は「釧路に住んでいても港湾工事のことを知らない人が多いため、理解してもらう機会となればよい。港湾工事の仕事に憧れをもってくれたら」と話していた。

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鋼管杭へのお絵描きを楽しむ児童

(学校 2017-09-19付)