知内町知内小が工事現場訪問　橋梁建設の迫力体感

（学校 2017-09-19付）

自分の名前が入った栓を橋台に打ち付けた

　【函館発】知内町立知内小学校（小野俊英校長）は十三日、キャリア教育の一環として、木古内町で行われている建設現場を見学した。六年生二十四人が参加。普段は見ることのできない工事中の現場の見学や作業体験などに取り組みながら、建設業の楽しさや魅力を感じていた。

　児童が訪れたのは、北斗市と木古内町を結ぶ自動車専用道路「函館江差自動車道・茂辺地木古内道路」の建設現場。函館市に本社を置く建設業者・戸沼岩崎建設㈱が、橋を支えるための橋台と橋脚の整備を進めている。

　はじめに、工事担当者から工事概要などについて説明があったあと、実際に工事が進められている現場に移動。児童は施工中の橋台を間近に観察し、そのスケールの大きさに「すごい」「こんなの初めて見た」などと驚きの声を上げていた。

　また、同社の計らいで、橋台に残る〝Ｐコン〟と呼ばれる穴を埋める作業も体験。自分たちの名前を書いた栓を力強く打ち込み、今後何十年も残る土木構造物に自分たちの証を刻み込んだ。

　小野校長は「きょうの体験は児童たちにとって一生の思い出に残る」と述べ、これを機に児童たちの建設業への興味・関心が深まることを期待した。

　このあと一行は、同現場で道埋蔵文化財センターが進めている発掘調査も見学した。

(学校 2017-09-19付)