高速道路体験バスツアー２０１７　倶知安町内の小学生参加　高速道路の利便性理解

（学校 2017-09-15付）

児童３０人が参加し、工事現場の見学、高速道路の利用を通じて利便性や安全性を実感した

　【小樽発】倶知安町内の小学生約三十人は九日、しりべしに高速道路を実現する会（辻庄嗣会長）と小樽建設協会建世会（進藤竹則会長）主催の「高速道路体験バスツアー２０１７」に参加した。児童たちは、高速道路の利便性などについて理解を深めた。

　バスツアーは、将来の利用者となる子どもたちに高速道路乗車体験を通じて、高速道路の利便性を実感し、土木技術に関心をもってもらうとともに、後志自動車道開通後の自分たちの生活の変化などについて考えてもらうことを目的に実施しており、ことしで九回目を迎えた。

　当日は倶知安町内の小学校（倶知安、東、西・樺山分校、北陽）の五・六年生約三十人と、建世会会員、開発局小樽開発建設部や倶知安町役場の職員ら十七人が参加した。

　朝里ＩＣ近くのネクスコ東日本の事務所で行った出発式で、進藤会長が「第一回に参加した人も今は成人し、自分の車で高速道路を使っている。バスツアーを通じて、高速道路が便利で移動時間を早めることを知ってほしい」とあいさつ。

　続いて、仮称・朝里川橋の近くにあるインフォメーションセンターでネクスコ東日本小樽工事事務所の高橋俊長所長が工事概要や高速道路の役割を説明。朝里川橋の上に登り、地上四十五㍍の高さからの景色を眺望した。工事関係者以外で朝里川橋を渡るのは初めて。子どもたちは「すごく高くて楽しかった」などと話していた。

　このあと、一般道と高速道路で札幌市内に移動し、札幌市青少年科学館を見学。帰りは、大谷地ＩＣから朝里ＩＣまで、高速道路を利用し、帰途に着いた。子どもたちは、安全性や乗り心地を体感し、道路の役割や機能性を身をもって学んだ。

　また、同行した小樽開発建設部道路計画課の神山繁課長が、後志管内の国道や所管する道路事業などについて、〇×クイズ形式で説明。普段利用している道路や、新しくできる倶知安余市道路の違いを分かりやすく解説した。

　参加した子どもたちには後日、感想文・アンケートを提出してもらい、冊子にまとめるほか、要望活動などに活用する予定。

(学校 2017-09-15付)