泊村泊小で建設業者が体験学習　アーチ橋づくり、重機試乗など　ものづくりの世界学ぶ

（学校 2017-09-15付）

茅沼建設工業社員の指導のもと、レンガを積む児童たち

　【倶知安発】泊村立泊小学校（水口正紀校長）は十一日、村内の建設業者・茅沼建設工業㈱（三宅節雄社長）と連携して四年生を対象に「体験して学ぶ〝ものづくり〟の世界」を行った。児童たちはレンガによるアーチ橋づくりを体験したほか、建設機械を見学し試乗するなど、建設業を知る貴重な時間を過ごした。

　「体験して学ぶ」は二十五年度から実施しており、ことしで五年目。同社の倉庫で行われた活動には、泊小の四年生十七人が参加した。

　開会に当たり、三宅社長が「一生懸命頑張って立派な橋をつくって」とあいさつ。井家将博常務によるアーチ橋づくりの説明、職員・作業員によるデモンストレーション披露に続き、児童がアーチ橋づくりに挑戦した。

　児童は三班に分かれ、各班二橋計六橋を制作。一橋当たり、大・小合わせて四十七個のレンガを並べ、水分を含んだ砂で目地を埋めたあと、上から木槌でたたいて仕上げ、径間百七十五㌢㍍のレンガ小型アーチ橋を完成させた。

　児童は出来上がった橋の上を歩き、強度を確認。最初は橋に大きな負荷をかけないようにゆっくりと足を乗せていたが、全体重をかけても安全なことが分かると「こんなに頑丈なんだ」「少し怖いけれど楽しい」などと声を上げながら橋上を歩いていた。

　さらに、建設機械の見学・試乗も実施。児童をコックピットに乗せ、敷地内を周回した。

(学校 2017-09-15付)