旭川工業高が土木施設見学会参加　橋脚・水門建設工事を見学　建設業への理解深める

（学校 2017-09-14付）

現場見学を通し、建設業が社会に果たす役割を学んだ

　【旭川発】旭川工業高校（小幡圭二校長）の土木科二年生三十八人は一日、開発局と同局旭川開発建設部、旭川建設業協会（川島崇則会長）主催の土木施設見学会に参加した。国道二七三号三国峠の高原大橋の橋脚建設工事、旭川市内のウッペツ川水門建設工事の二現場を見学。橋梁や水門などの土木施設の役割について学び、建設業の大切さを肌で感じた。

　開発局と同部は、同協会と合同で二十七年度から、同校の生徒を対象とした現場見学会を実施。土木施設の役割をはじめ、建設業の仕事内容や魅力、やりがいについて理解を深めてもらうことを目的としている。

　当日、同部発注で㈱廣野組施工の「二七三号上川町高原大橋橋脚ほか一連工事」と荒井・橋本川島・大北共同企業体が旭川市内で施工している「石狩川改修ウッペツ川水門建設工事第一期」の二現場を見学した。

　生徒は担当者から工事内容や工事の意義について説明を受け、工事の様子を眺めながら、施設の役割や建設業が社会に果たしている役割の重要性を肌で感じていた。

　参加した生徒の一人は「非常にためになった。きょうの経験を今後の学習や進路に役立てたい」と話していた。

　同部では「実際の工事現場を見て、土木施設の役割を知ることで、将来、就職したときに役立ててもらえれば」と期待を寄せていた。

(学校 2017-09-14付)