二セコ高が現場見学会参加　農地整備の重要性学ぶ　ほ場工事見学、川の調査実施

（学校 2017-09-12付）

ルベシベ川で環境調査を行った

　【倶知安発】二セコ高校（馬場登校長）の一年生は六日、開発局小樽開発建設部による国営緊急農地再編整備事業の現場見学会に参加した。生徒たちはニセコ地区で整備中のほ場を見学したほか、ルベシベ川で環境調査も実施。地域農業の現状と農業生産の重要性や農業と密接に関係する河川環境について学んだ。

　同校と同部は二十七年三月、次世代を担う産業人の育成を目的とした「教育支援パートナーシップに関する協定」を締結。見学会は協定に基づく取組の一環として行ったもので、当日は、同校一年生十九人が参加した。

　バスでニセコ地区小花井工区を訪れた一行は、同部後志中部農業開発事業所の瀬口克二副長から説明を受け、整備中のほ場を見学。生徒たちは、農業基盤整備について認識を深めるとともに、普段立ち入ることのない工事現場のスケールの大きさを体感していた。

　このあと、ルベシベ川に移動し、環境調査を実施。水質検査を行い、川のｐＨ（水素イオン濃度）やＣＯＤ（科学的酸素要求量）を確認したほか、生息する水生生物を採取した。

　生徒たちは、地域の農業の現状と農業生産の重要性などを学んだ。

(学校 2017-09-12付)