旭川永山中２年生２００人　３０事業所で職場体験学習　働くことの意義学ぶ

（学校 2017-09-15付）

職場体験に参加し工事現場を見学する生徒

　【旭川発】旭川市立永山中学校（金子圭一校長）は六日、二年生のキャリア学習の一環で職場体験学習を行った。生徒約二百人が約三十事業所で作業を見学・体験し、働くことの意義を学んだ。

　同校では、総合的な学習の時間を活用しキャリア教育を展開。その一環として行っている二年生の職場体験学習では、興味のある事業所の作業を体験、見学することで労働の意義を学んでいる。本年度は、約三十事業所が生徒約二百人を受け入れた。

　このうち、市内の建設企業・㈱廣野組の職場体験には十七人の生徒が参加。比布町立比布中学校校舎・武道場改築建築主体工事、市内の秋月認定こども園新築工事、ビックハウス東光店新築工事の三現場を見学した。

　このうち、比布中校舎・武道場の工事現場では、現場代理人の岩本暁久氏や建築事業部の市毛靖幸取締役統括工事部長の案内のもと、生徒は現場の空気を肌で感じ取りながら、興味深そうに工事の様子を眺めていた。また、岩本氏らの工事内容や建設業などについての説明に、熱心に耳を傾け、将来の進路選択の一助としていた。

　市毛部長は「生徒にとって、こうした工事現場に来る機会はなかなかない。分からないことを一つ一つ聞いて知識を高めてほしい」と期待。参加した生徒の一人は「建築業に興味があったので、現場の雰囲気を感じ取れて勉強になった」と話していた。

(学校 2017-09-15付)