札幌市石山地域の新設校　名称を石山緑小に決定　地域のシンボルにちなみ命名

（市町村 2017-09-29付）

　札幌市石山・芸術の森地域学校規模適正化検討委員会石山部会は、札幌市立石山小学校の敷地内に設置される新設校の名称を「札幌市立石山緑小学校」と決定した。二十五年に学校規模適正化対象校となった札幌市立石山南小学校と石山小の統合校で、三十一年四月の開校を予定している。選定理由として、地域の象徴で石山軟石を切り出してきた「石山緑地」を表していることなどを挙げた。三定市議会での議決を経て、正式に決定する。

　市教委では、二十五年三月に策定した「札幌市立小中学校の学校規模の適正化に関する地域選定プラン（第二次）」において、学校の小規模化が進んでいる石山・芸術の森地域の石山小・常盤小・石山南小・石山東小を学校規模適正化の対象校に選定。

　二十六年には保護者や地域住民などで構成する同地域の学校規模適正化検討委員会を設置し、石山小と石山南小、常盤小と石山東小を統合することなどを決定した。

　二十七年からは同委員会に石山部会を設置。石山小と石山南小の統合について検討し、新設校を石山小の敷地に設置することなどを決定した。新設校の校名については第十二回石山部会にて、二校に通う児童からの支持が多かった「札幌市立石山緑小学校」とすることを決定。

　このほか、新設校の校歌を、石山地区出身の歌手、大黒摩季さんが制作することも決定した。

　校名は、十月四日に開かれる二十九年度第三回定例市議会本会議での議決を経て、正式に決定する予定となっている。

(市町村 2017-09-29付)