【平成３０年を迎えて　教育研究団体に聞く】一般財団法人北海道高校野球連盟　田中俊一郎会長

（関係団体 2018-01-10付）

　平成三十年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申しあげます。日ごろより本連盟の活動に対しまして、ご支援とご理解をいただき心より厚くお礼申しあげます。

　昨年の硬式・軟式大会を振り返ってみますと、第八十九回選抜高等学校野球大会には、一昨年、秋季全道大会で優勝した札幌第一高校が出場し、健大高崎高校と対戦しましたが、自分たちの力を発揮できずに１対11で敗れました。

　第九十九回全国高校野球選手権大会では、南北海道代表・北海高校が昨年の準優勝に引き続き三年連続三十八回目の出場となり、神戸国際大学付属高校と対戦し４対５で惜敗しました。

　また、北北海道代表、滝川西高校は十九年ぶり三回目の出場で、仙台育英高校に３対１５で敗れましたが、全力疾走は大いに甲子園を沸かせ多くの観客から温かい拍手をいただきました。第四十八回明治神宮大会には、昨秋全道優勝の駒大苫小牧高校が出場し、優勝候補の大阪桐蔭高校に２対４という互角の戦いでした。

　また、軟式においても、第六十二回全国高等学校軟式野球大会において、全道優勝した登別明日中等教育学校が出場し、玉島高校(東中国地区代表)に１対０、そして富山商業(北信越地区代表)に２対１と勝利して、優勝した中京学院大学附属中京高校に０対２で惜敗しましたが、見事に全国ベスト４に輝きました。国民体育大会にも選出され、優勝した仙台商業高校に敗れましたが、常に高い目標を持って貪欲に取り組む姿勢は賞賛できます。

　昨年は北海道の小学生、中学生の軟式チームが全国優勝、明治神宮大会の大学の部においても、星槎道都大学が凖優勝するなど、北海道のアマチュア野球が素晴らしい成績を残しました。ここ数年の北海道の高校野球のレベルも非常に高くなり、各都府県からも注目される立場となっています。

　しかしながら、全国的にも野球人口が減少する中で、道高野連として子どもたちの確保に向け今後も粘り強く工夫・改善に努めなければならないと考えています。

　昨年十二月八日には道高野連七十周年記念事業も、日本高等学校野球連盟・八田英二会長の記念講演をはじめ、式典・祝賀会を盛大かつ厳粛に無事終了することができました。関係各位の皆様に心よりお礼申しあげます。

　今後も、各事業を「オール北海道」の精神で真摯に取り組み、道民の皆様に愛される高校野球でありたいと思っています。温かなご声援とご理解をお願い申しあげ、新年のごあいさつとさせていただきます。

▼新年の事業（予定)

▽理事会＝２月９日（金)

▽第９０回選抜高等学校野球大会＝３月２３日（金)～

▽第１００回全国高等学校野球選手権大会＝８月５日（日)～

▽第６３回軟式全国高等学校野球選手権大会＝８月２４日（金)～

▽第４９回明治神宮大会＝１１月９日（金)～

▼事務局＝札幌英藍高校（専務理事―小嶋仁章教諭)

(関係団体 2018-01-10付)