銅メダル獲得を道教委・柴田教育長に報告　デフリンピック・バドミントン出場の白糠養護・長原教諭

（学校 2018-01-17付）

長原教諭は、多くの人とつながるスポーツの素晴らしさを伝えた

　白糠養護学校の長原茉奈美教諭は十二日、道教委の柴田達夫教育長を表敬訪問した。聴覚障がい者のスポーツ大会となる第二十三回夏季デフリンピックに出場し、バドミントン女子シングルスで銅メダルを獲得したことを報告。長原教諭は「つぎの目標は金メダル。子どもたちに挑戦することの大切さを教えたい」と話した。

　長原教諭は帯広市出身で、生まれつき聴覚に障がいがある。道教育大学釧路校を卒業し、現在、白糠養護学校に勤務している。

　バドミントンは小学部一年生から開始。二十六年十一月に開かれた第四回アジア太平洋ろう者バドミントン選手権大会では、団体戦と女子シングルスで三位、女子ダブルスでは優勝に輝いた。

　二十七年七月の第四回世界ろう者バドミントン選手権では、団体戦三位、女子シングルスベスト１６。昨年七月にトルコで開かれた聴覚障がい者の国際大会の第二十三回夏季デフリンピック競技大会では、団体戦八位、混合ダブルスベスト８、女子シングルスでは銅メダルを獲得した。これによって、昨年十一月に高橋はるみ知事から道の栄誉賞を贈呈されている。

　この日、長原教諭は道教委を訪れ柴田教育長と面談。普段の練習方法や世界中の多くの人とつながるスポーツの素晴らしさを語った。柴田教育長は「素晴らしい経験を子どもたちにも伝え、運動の楽しさ、世界の人とコミュニケーションをとる英語の大切さを教えてほしい」と期待した。

　長原教諭は「つぎの目標は金メダル。子どもたちに挑戦することの大切さを教えたい」と話した。

(学校 2018-01-17付)