新十津川町新十津川中１年生　まちの魅力をフリーペーパーで発信　特産品、観光スポットなど紹介

（学校 2018-01-16付）

フリーペーパーの中面では、町の特産品や行事、観光スポットを紹介

　【岩見沢発】新十津川町立新十津川中学校（鎌田浩志校長）の一年生が、まちの魅力を発信するフリーペーパーを作成した。Ａ４判二つ折りのカラー印刷で、四ページにわたって町内の特産品や行事、観光スポットを紹介。道庁や空知総合振興局庁内に展示されるなど、広くふるさとをアピールする手段として活用している。

　生徒たちは昨春から、総合的な学習の時間のテーマ「地域の中で生きる私たち」のもと、地域の足となっているＪＲ札沼線存続に向けて自分たちができることを考えてきた。

　沿線を盛り上げ、訪れる人を増やすことが存続につながるとのアイデアから、まちの魅力を発信することを考案。新十津川町の特産品に加え、ＰＲキャラクター「とつかわこめぞー」を用いたオリジナルのうちわやポケットティッシュなどを携え、札幌市でＰＲ活動を行うこととした。

　フリーペーパーは、その一環として作成したもの。担当教諭が、フリーペーパーを発行している会社に勤める友人に生徒たちの原稿を見せてアドバイスをもらうなど、外部とのつながりも活用しながら作業を進めてきた。

　表紙は、電車の写真を全面に配し「終着駅のまち“日本一のおもてなし駅”を訪ねる旅へ」のメッセージを添えてシンプルに。中面は、写真をふんだんに使用し、ふるさとまつりをはじめとする行事や、温泉・物産館といった観光名所を取り上げている。

　このほか、道内五位の作付面積を誇る米、本場ドイツで行われる国際コンテストで金メダルを受賞したソーセージなど、食に関する情報も紹介している。

　坂本征人教頭は「びっくりするほどよい出来。外部とつながって子どもたちが学習するよい機会となった」と話している。

　フリーペーパーは、旭川市の買物公園通の一角や、道庁および空知総合振興局の市町村ＰＲコーナーで展示。新十津川町役場でも、内容を一部変更し増刷しており、まちのＰＲに役立てていく予定だ。

(学校 2018-01-16付)