霧多布高―来年4月から給食導入 懐かしの味に大満足! 実施上の課題検証へ試食会(学校 2017-12-27付)
【釧路発】霧多布高校(江尻巧校長)は、来年四月十日から新たに学校給食を導入する。児童生徒数減少に伴う配食数の維持、保護者の負担軽減のため、浜中町学校給食センター新設を機に開始することとした。十九日には給食試食会を開き、生徒は懐かしの給食を味わった。
同校の保護者は漁業や酪農関係者が多く、早朝から仕事があるため弁当づくりが負担になっており、学校給食導入の要望が挙がっていた。そのため、建て替え中の学校給食センターが稼働する来年四月から、同校での給食を実施することとした。
給食は一食当たり二百五十八円で生徒と教職員合わせて一日約百十食、年間約百八十日提供。献立は小・中学校と同じで、量は中学校と同様とする。
同校では、給食の導入に先駆け、給食の搬入口建設など準備を進めてきたが、今回、実際に生徒が配食からあと片付けまでを行い、実施上の問題点を見つけるために試食会を行った。
この日の献立は、白菜とウインナーのクリームシチュー、アンサンブルエッグなど。生徒は中学校までの経験を思い出しながら、学年ごとに準備し、仲間と懐かしい給食を味わった。お替わりする生徒も多く、すべての学年で完食した。
三年ぶりに給食を味わった對馬楓季さん(三年)は「久しぶりの給食でおいしい。三年生は卒業してしまうので、来年度以降も給食を食べられる一・二年生がうらやましい」と話していた。
古野輝昭教頭は「実際に試食することで給食コンテナの搬入や配食方法など、改善すべき部分が見つけられた。また、生徒も教員も昼休みの時間の使い方もこれまでとは違ってくるはず」と課題を解決しながら、四月の本格的な導入に備えていく考えを示した。
来年一月にも試食会を行う予定。
(学校 2017-12-27付)
その他の記事( 学校)
新十津川町新十津川中1年生 まちの魅力をフリーペーパーで発信 特産品、観光スポットなど紹介
【岩見沢発】新十津川町立新十津川中学校(鎌田浩志校長)の一年生が、まちの魅力を発信するフリーペーパーを作成した。A4判二つ折りのカラー印刷で、四ページにわたって町内の特産品や行事、観光スポ...(2018-01-16) 全て読む
札幌市立中97校が始業式 3学期へ気持ち新たに
札幌市立中学校九十七校で十五日、一斉に三学期始業式が執り行われた。啓明中学校(齋藤昇一校長)では、八百七人の生徒が三学期への意気込みを新たにした。 札幌市立中学校は、二十九年十二月二十...(2018-01-16) 全て読む
函館市潮見中が閉校式 来年度統合で青柳中に 伝統大切に新たな歴史を
【函館発】新年度の統合を控えている函館市立潮見中学校(松田賢治校長)の閉校式が執り行われ、生徒百四十九人をはじめ、同窓会、地域住民など関係者三百人以上が同校の輝かしい歴史と伝統を振り返っ...(2018-01-10) 全て読む
札特協が第2回研修会開く 北翔大・瀧澤准教授講演 通級指導の現状など理解
札幌市特別支援学級設置学校長協会(栗原靖会長)は二十九年十二月下旬、札幌市教育文化会館で第二回研修会を開いた。市立幼稚園・認定子ども園や小・中学校、特別支援学校の校長など約四十人が参加。講...(2018-01-10) 全て読む
札幌啓北商業高でSPH実地調査 文科省調査官が授業参観など 今後の取組に向け協議
本年度、文部科学省のスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)の指定を受けた札幌啓北商業高校(尾崎寿春校長)で二十九年十二月中旬、SPHの実地調査が行われた。SPH企画評価会議委...(2018-01-10) 全て読む
オリパラ教育 札幌市三角山小で全校道徳 オリンピアン・工藤氏が講話 夢と目標の一致を大切に
札幌市立三角山小学校(渡辺寛志校長)で十九日、オリンピアンを招いた全校道徳の出前授業が開かれた。児童約二百七十人が参加。昭和六十三年のカルガリー冬季五輪に出場した工藤哲史さんの講話を通して...(2017-12-27) 全て読む
プログラミング教育の普及推進事業 総務省が成果発表会開く 必修化へポイント共有
総務省は二十一日、アスティ45で総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」実証事業成果発表会を開いた。関係者約七十人が参加。成果発表やパネルディスカッションを通して、プログラミン...(2017-12-26) 全て読む
札幌市立小中が一斉に終業式 冬休みへ期待膨らませる
札幌市立小・中学校は二十五日、一斉に二学期終業式を行った。子どもたちは二学期を振り返り、冬休みへの期待を膨らませていた。 冬休み期間は小学校が来年一月二十一日までの二十七日間、中学校が...(2017-12-26) 全て読む
新篠津村新篠津中・業務効率化の取組 用紙1万枚以上を削減 管理ソフトでペーパーレス化
新篠津村立新篠津中学校(前川茂校長)では、二十九年度から文書管理ソフトを導入し、ペーパーレス化に取り組んでいる。文書管理ソフトを資料整理・作成や書類の授受に用いた結果、一万枚以上の印刷用紙...(2017-12-26) 全て読む
紋別高が課題研究発表会開催 ホタテ貝殻使用し浄水器など 3年間の集大成を披露!
【網走発】紋別高校(新山雄士校長)は十五日、同校で二十九年度課題研究発表会と併せて専門高校Progressiveプロジェクト推進事業(道教委指定)研究成果発表会を開いた。総合ビジネス科と電...(2017-12-25) 全て読む